翻訳・英語・ことば
本国では昨年11月のことですが、 Merriam-Webster Collegiate Dictionary 12th Edition が出ました。2003年に出た前版から実に22年ぶりの新版です。 しかも、なんと Merriam-Webster's Collegiate Dictionary, 12th Edition - Kindle Edition (English Editi…
昨年、ジャパンナレッジ(JK)の「パーソナル+Rコース」に 『ロイヤル英文法』 『実践ロイヤル英文法』 が追加されました。 japanknowledge.com これ、JKの[詳細(個別)検索]で使うとなかなか便利です。インターフェースを見れば使い方はわかると思います…
年明け早々から、辞書を引いてみた話をいくつか書きました。 # ○○正月 - 禿頭帽子屋の独語妄言 side α # 出汁(だし)をひく……? - 禿頭帽子屋の独語妄言 side α # メッセージを着信する……? - 禿頭帽子屋の独語妄言 side α いずれも、翻訳の仕事とはまった…
2022年の1月に開催した「翻訳フォーラム式辞書デー」が帰ってきます! 申し込みサイト(Peatix)はこちらです。 プログラムはこんな感じ(順番は変わる可能性あり)。 第1部「各自発表」 「辞書引きは用例にはじまって用例に終わる」(高橋さきの) 「❶から…
久しぶりにTradosのことを。 といっても新しいネタではなく、今年の3月にも別の話のついでに書きました。 baldhatter.hatenablog.com このときも書いたように、要するにTradosの「お節介機能」のひとつであり、役に立つことはあまりないのでオフにしましょう…
1か月ほど続いたプロジェクトが一段落。 XTM(いわゆる翻訳支援ツールひとつ)上で、DITAファイル(PDFなどのもとになるXMLファイル)を扱う案件だったので、最初っからいろいろと作業上の制約がありました。ローカライズ部門勤務時代から培ってきた「小手先…
昨年の秋に出た『オーレックス英和辞典 第3版』は、「来春、アプリに対応」と予告されており、つまり今年の春には旺文社の辞典アプリに対応していたはずでした。でも、今年7月には物書堂版が出たこともあって、手元のアプリに追加するのをすっかり忘れていま…
川添愛さんの最新刊。今回もあちこちで大笑いしながら付箋も貼りまくった。 パンチラインの言語学 作者:川添 愛 朝日新聞出版 Amazon いつもながら、「ことばを分析的に考える」ということがとても平明に説明されている。しかも、笑いのツボもふんだんに仕掛…
前回の記事、 baldhatter.hatenablog.com のなかで、「#翻訳者になるまでにどんな勉強をどのくらいの期間やったか」を詳しく書く代わりに、過去記事へのリンクを張りました。が、いま見たら冒頭が重複していました。たぶんココログで冒頭の箇所と「続きを読…
今年のJTF翻訳祭、基調講演はあの今井むつみさんである。 www.34jtffestival2025.com 今井さんの著書にもよく出てくるが、発達言語学とか言語心理学は、ちょっと聞きかじるだけでも実におもしろい世界だ。この本でも、そういう言語学・心理学の分野を手がか…
〈第34回JTF翻訳祭〉の申し込みがスタートしました*1。 www.34jtffestival2025.com 今年は、 10/1~10/31までオンデマンド開催 11/5(水)に会場開催 という順序です。つまり、昨年とは逆のパターン。しかも、会場開催の分はオンライン配信がありません(基…
翻訳業界には、いわゆる「パートワーク」ものの記事部分を翻訳するお仕事というのがある。同業者のなかにも、わりと名の通ったあのシリーズやこのシリーズを担当した人が何人かいる(と聞いている)。 私も、2019年から足かけほぼ6年ずっと、2期にわたってあ…
ご案内していた「翻訳フォーラム・シンポジウム2025」が先週無事に終了しました。現在アーカイブ配信中(7/27まで)です。 今年のゲストコーナーには、 海野文男さん・海野和子さん 玉川美咲(Lakka26)さん 堀野修平さん(ネットアドバンス) をお招きしま…
翻訳には、日本語教師の知識や視点、考え方がとても役に立ちます。 だから、昨年の翻訳フォーラム・シンポジウム2024では、私のコーナー「添削の舞台裏」のなかでこんな参考書も紹介しました。 ふだんからそう思っているので、先日目について読んだこの本に…
いきなり大風呂敷を広げるが、 翻訳メモリー幻想 みたいな内容をまとめようとずっと思っている。 翻訳メモリーのことを、わたしも隅から隅まで知っているわけではない。それでも、かなり初期から現場で使ってきてた立場から、断章くらいのことは書けそうな気…
持っていなかった類語辞典を手に入れた。 用例でわかる類語辞典 第2版 学研プラス Amazon きっかけは、西練馬さんのNote。 note.com ただし、もともとはコミティアで発行した同人誌ということで、無料で読める範囲には出てこない(気になる方には、記事の購…
〆切まで残り日数が少なくなってしまったのですが、ご案内です。 www.fellow-academy.com わたしが年に3回、アメリアの定例トライアル〈IT・テクニカル〉を担当していることは、これまでも折にふれて書いてきました。 定例トライアルは、JTF「ほんやく検定」…
6/28(土)という日程だけ告知してあった翻訳フォーラム・シンポジウム2025、案内サイトがオープンし、受付も始まりました。 申し込みサイト(Peatix)はこちらです。 昨年は日曜日でしたが、今回は土曜日開催です。ご注意ください。また、今年は早割も設定…
いや、別に国語辞典の裏の世界とか、そういう話ではありません。そんなん、知りませんし^^; うら(裏)をとる って言いますよね。「英辞郎に載っている情報は必ず裏をとろう」とか。この慣用句が各種の国語辞典ではどう書かれているかという話です。そして、…
毎春恒例、物書堂の新学期セールが始まりました。 www.monokakido.jp 仮に、いま辞書をひとつも持っていないとしましょう。 あるいは、長いあいだ電子辞書端末だけに頼っていて、それが壊れてしまったとしましょう。 そんな状況で、翻訳者に「必要最低限」と…
17日の記事でもちらっと書きましたが、年末年始に積ん読消化したこの本が、(予想どおり)とても刺激的でした。 「言海」を読む ことばの海と明治の日本語 作者:今野 真二 KADOKAWA/角川学芸出版 Amazon 著者は今野真二さん。2019年に直接お話を聞きにいった…
1か月以上中断してましたが、ぼちぼち再開してみます。 午前中、定期の通院が終わって、いつものコーヒー豆屋さんに向かう途中、こんな「移動本屋さん」を見かけました。 絵本・児童書、娯楽小説の文庫本、実用書……くらいにゆるくはテーマ分けされてましたが…
昨年末、辞書引き学習のシンポジウムに参加したことは12月のうちに記事にしました。 baldhatter.hatenablog.com 深谷先生らによる今回の著書の版元である三省堂が共同主催でした。また、その直前に中学生以上向けの『例解新国語辞典 第十一版』が刊行されて…
受験シーズン直前のこの時期に大学受験予備校が閉鎖したというニュースが年明け早々から流れていましたが、その経営母体の倒産も報じられました。 www.tdb.co.jp 前々職で、実はこれと似たような経験をしたことがあって(ひたすら謝罪する立場でしたw)、そ…
日本語のコロケーションを調べるというと、すぐに名前があがるのは『てにをは辞典』でしょう。紙の辞書には珍しく人気があります。 てにをは辞典 三省堂 Amazon あるいは、国立国語研究所のコーパス検索サイト(少納言、中納言、NLB、NLT)も定番です*1。 一…
『アメリア』定例トライアルでわたしが担当している〈実務(IT・テクニカル)〉分野。2024年10月号では、スミソニアンの公式サイトにあったニュース文から出題しました。 www.smithsonianmag.com こういう宇宙もののネタ、わたし自身の好物です^^; 日本のJAX…
「辞書引き学習」という指導方法があるのはご存じかと思います。深谷圭助先生(中部大学)が提唱し、国内はもちろん、海外でも高く評価されて普及しつつある指導法です。 この指導法をめぐる国際的な研究の成果がこのたび三省堂から刊行され、それを記念した…
ちょうど1週間前に、こんな記事を書きました。 baldhatter.hatenablog.com このとき、作者ゆうきまさみの使う日本語について触れたなかで「ミスリード」という言葉に関する旧ブログ記事へのリンクをはりました。 baldhatter.txt-nifty.com この記事では、い…
わが家のクリスマスディナー、今年は年内スケジュールの都合により昨日12月14日でした。 毎年買っているターキーも、だいぶ高騰しています。 ■ 胡乱 ○ たいていの国語辞典に、「「う」「ろん」とも唐音」という説明がある。漢字の音読みは時代によって漢音・…
ゆうきまさみ『新九郎、奔る!』の最新刊(18巻)を読んでいたら、人物紹介でも本文中でも、足利義視についての記述で 美濃に没落する という表現が使われていました。 新九郎、奔る! (18) (ビッグスピリッツコミックススペシャル) 作者:ゆうき まさみ 小学…