日記・コラム

# 英語の月名をカタカナで書いてみる

ふと思いついた、しょーもない話です。 毎年、年末になるとビックカメラが1枚カレンダーを配ってるので、この数年はトイレにそれを貼ってる。毎月の月名のところには、「睦月、如月、弥生……」という陰暦時代の旧称と、英語の月名、そしてそのカタカナが書か…

#『校閲至極』日記、その12

昨日は、9日に行ったばかりの旧岩崎邸庭園を再訪しました。 旧岩崎邸庭園には、本館のほかに撞球室というのが建っていて、本館とその撞球室はなんと地下道でつながっています。地下道も撞球室内部もふだんは非公開なのですが、毎月15日に開かれるガイド付き…

#『校閲至極』日記、その11

なんか、今日あたりからだいぶ暖かくなるみたいですね。先週の金曜日、東京国立博物館からそのまま足をのばして、旧岩崎邸庭園から湯島天神まで回ってみましたが、梅がだいぶ咲いてました。 【初稿で「足を伸ばして」と書いていた誤字をご報告いただきました…

#『校閲至極』日記、その10

昨日(2/11)は、ほぼ40年ぶりの『ストップ・メイキング・センス』 gaga.ne.jp と、ドリパスで上映が成立した『グリッドマンユニバース』を観られて、とてもいい日でした^^ ■ 「名前の間違いはメジャーな方へ」(p.196~)より 皆さんは名前を間違えられたこ…

#『校閲至極』日記、その9

ちょっと別の記事が続きましたが、そろそろこちらも再開しましょう。全253ページのうち前回が189ページからだったので、もうすぐ終わりです。 ■ 「虎○門、霞○関、丸の内の○は?」(p.192~)より 中でも超高層ビルの代名詞として知られる「霞が関ビル」は196…

# 謹賀新年 - 2024年

あけましておめでとうございます。 昨年の年頭は、一昨年に父が他界したため喪中のご挨拶となりました。喪の年が明け、こうして例年どおりのご挨拶ができることのありがたさを、改めて噛みしめています。 2022年元日の記事では、 大学4年の末っ子は、就職先…

# 2023年の振り返り

うーん、12月はそれほど忙しいわけではなかったはずなんですが、なんとなく記事を書けないまま、とうとう大晦日になってしまいました。ということで、大掃除の隙をみて、今年最後の記事を書いておきます。 この1年は、なんといっても個人的に出版ラッシュで…

#『校閲至極』日記、その8

安心してください、続いてますよw こんな風に読書日記をたらたら続けるのは、自分の読書日記も兼ねられるので、なかなかいい感じです。 さて、今回は「濁るか濁らないか」がテーマです。 ■ 「折口、柳田……清音の地域性」(p.186~)より 一般に固有名詞は東…

#『校閲至極』日記、その7

前回の「その6」を書いたのは、翻訳祭のオンラインプログラム開始前日でしたが、全日程が昨日で終了しました。そして、本日からはプログラムのアーカイブ配信も始まります。チケット販売は終了しましたが、チケットをご購入になった方は、引き続きアーカイブ…

#『校閲至極』日記、その6

翻訳祭の会場開催は終了しましたが、オンラインプログラムは明日11/8(水)から始まります! www.32jtffestival2023.com ということで、『校閲至極』日記その6です。 ■ 「ろくろを「ひく」挿絵を見て納得」(p.152~)より 現代の私たちが知っている「ろくろ…

# 翻訳祭、会場開催が終了

先週金曜日の27日、4年ぶりでリアル開催となった翻訳祭(会場の部)が無事に終了しました。 久しぶりにお会いする方、この4年近くの間にZoomで知り合ったためリアルでは初めてお会いする方、いろいろな方に対面でお会いできたのは、やはり何者にも換えられな…

#『校閲至極』日記、その5

いよいよ、JTF翻訳祭が明後日に迫りました。 ということであまり時間がないので、5回目ですがネタはひとつだけ。 ■ 「コロナ「差別」に言葉であらがう」(p.136~)より 同様の例に、「感染が発覚した」という表現がある。「発覚」は「隠していた悪事・陰謀…

#『校閲至極』日記、その4

ネタにしている本も軽いノリなので、記事も気楽に続けられるようです。 ■ 「「コンビ二」に立ち止まれ」(p.82~)より [パソコンの]学習能力によっては「コンビ二」と出る。「コンビ」と「二」を分けて変換してしまうのだ。 カタカナ語の一部にカタカナ以…

#『校閲至極』日記、その3

その3まで来ました。これで終わったら、まさに三日坊主。 ■ 「広辞苑に載った「エロい」に興奮」(p.76~)より しかしまさか『広辞苑』で「エロい」が見出し語になるなんて! 2018年発売の第7版で初めて入ったのを発見し、年がいもなく興奮しました。 それ…

#『校閲至極』日記、その2

昨日始めたシリーズ、その2です。 昨日は「気になったところメモ」と書きましたが、そうとは限らず、単に連想したもろもろのことなども書き綴っています。

#『校閲至極』日記、その1

毎日新聞出版から8月に出たこの本。 校閲至極 作者:毎日新聞校閲センター 毎日新聞出版 Amazon 構えて読むような内容ではなく、食事するときとか仕事の休憩時間とかに読むのにちょうどいい。これを、いつものように付箋付けながら読んでいるわけですが、とき…

# 新しい訳語の変化~Generative AI

アメリア会員の方には、会員向けの月間誌『Ameria』10月号が届いていることと思います。 10月号には、私が担当している「定例トライアル<IT・テクニカル>」の課題文が掲載されています(p.16)。そして、そのページにある「課題について」という囲み記事に…

# ただの日記 9/30

本日は「翻訳の日」なので、本当は翻訳に関する話を書くべきですね。 でも、なんだか最近はそういう話をまったく書けなくて(書くネタはいろいろありますが)、このままだと9月の記事がゼロになってしまうので、ただの雑談でお茶を濁すことにします。

# 年始のご挨拶―2023年

旧ブログの時代から含めて、こちらでも年始のご挨拶を続けてきましたが、今年は喪中につき、控えさせていただきます。昨年6月30日に実父が他界しました。88歳で、1月2日の誕生日には米寿の祝いを送ったばかりでした。 ということで、あらためて、旧年中はい…

# 日本翻訳連盟、個人的な回顧

※今回もあらかじめお断り。いろいろと個人名が出てきます。ご本人たちには無断ですが、なにとぞご了承ください。 ひとつ前の記事で、日本翻訳連盟(JTF)理事の入れ替わりについて書きました。JTFの「これから」の話です。 ついでといってはなんですが、日本…

# 日本翻訳連盟、個人理事の新たな顔ぶれ

※あらかじめお断り。今回は、いろいろと個人名が出てきます。ご本人たちには無断ですが、なにとぞご了承ください。 昨日、日本翻訳連盟(JTF)の総会が開かれました。 www.jtf.jp 今年は任期2年の理事改選に当たる年でもあり、特に個人理事の顔ぶれが大きく…

# 三省堂本店 - 二度目の建て替え

いったん、しおりを挟みます。 ということで、三省堂書店の本店が建て替え工事に入る。今日、閉店ぎりぎりの姿を見にいってきた。 中高生の頃(1970年代)には、ここに建っていた旧本店によく通った。特設サイトの写真にもある、三階建ての建物だった。 jinb…

# 謹賀新年 - 2022年

新年あけましておめでとうございます。 昨年の秋以降、COVID-19もだいぶ落ち着いてきて、年末には2度、久しぶりに同業者どうしで飲み会(といっても小規模)がありました。が、年末あたりからにわかに雲行きが怪しくなってきています。ここからはまた要注意…

# 長男の保育園時代

昨日から読んでる本。 いつもの言葉を哲学する (朝日新書) 作者:古田 徹也 朝日新聞出版 Amazon タイトルだけ見ると川添愛さんの『ふだん使いの言語学』と似ているが、方向性はだいぶ違う。 詳細は書かないが、雑誌連載と書きおろしで構成されてるので、テー…

# 進取のキショウ ― 記者ハンドブック編

前の記事に追加するつもりでしたが、記事を改めました。 私の手元には、最新版である『記者ハンドブック 第13版』のほか、第7版から第12版までの記者ハンがあります。 記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集 作者:一般社団法人共同通信社 共同通信社 Amazon…

# 進取のキショウ

先日、鬼の首を取ったようにこうツイートしてしまった。 新明国、第七版と、第八版でも直っていない誤字見つけた~。進取「―の気象に富む」 — 高橋聡/禿頭帽子屋@日本翻訳連盟40周年 (@baldhatter) 2021年10月26日 つまり自分の語彙としては「進取の気性」だ…

# 「ほぼほぼ」のルーツ発見

井上ひさしの『私家版 日本語文法』を再読している。 私家版 日本語文法 (新潮文庫) 作者:ひさし, 井上 新潮社 Amazon 元の単行本は大学時代に読んでいて、たぶん今も倉庫に眠っているはず。改めて読むとやはり実におもしろいのだが、その話はまたいずれ。 …

#『言語学バーリ・トゥード』~ "言語学者" の軽妙なエッセイ

いきなりタイトルからそれますが、日本翻訳連盟(JTF)の翻訳祭は、今年もすべてオンラインで、2週間をかけて開催されます。 www.jtf.jp 今年も、個人翻訳者と翻訳会社の双方にとってお役に立ちそうなプログラムをがんばってそろえていますが、なかでも個人…

# ソニービッグスペシャル、表と裏

7月はなぜか発注ラッシュで、新しい記事をまったく書けませんでした。今も状況はあなり変わらないのですが、1か月以上の放置は心苦しいので、過去のネタを紹介するという安直な方法に走ることにしました。

# YouTubeでしゃべってます - Kazuki Channelさん

同業者の松本佳月さんが開いている YouTube の「Kazuki Channel」。 www.youtube.com 「翻訳者になるまで」というテーマで、これまでも何人かの同業者が登場なさいましたが、今回はとうとう私の番になりました。 www.youtube.com ここから始まって、全5本、9…