#『述語から読む・訳す』ワークショップ、テイク2

7月に開催する予定だった、翻訳フォーラムのこちらのイベント、講師の急病につき延期となっておりました。お申し込みくださった方々には、たいへん申し訳ございませんでした。

こちらの "テイク2"、つまり仕切り直しイベントが10/24(日)に決まり、すでに仕切り直し募集が始まっています。

お申し込みは、こちらから。f:id:yasagure88:20210923005727j:plainwww.fhonyaku.jp

前回すでにお申し込みだった方の再申し込み(1次受付)が優先になりますので、

1次受付が9/24(金)13:00終了
新規申し込み(2次受付)が9/25(土)13:00開始

となります。新規の方は週末までお待ちください。といっても、2次受付の枠は、1次受付で定員に空きがあった分、ということになりますので、場合によっては開始時点で「残席わずか」ということも考えられます。あらかじめご了承ください。

こちらがどんなレッスンになるか、まだご存じない方は、以下の過去記事をご覧ください。

baldhatter.hatenablog.com

baldhatter.hatenablog.com

# 翻訳者必携辞書を実際にそろえてみる

告知していたとおり、昨日9/18の「HUMAN POWERED翻訳勉強会」で辞書の話をしまた。参加者数は、同勉強会始まって以来の最多だったこのことで、ご視聴くださった皆さんには心よりお礼を申し上げます。

私は、予定どおり「ゼロから始める辞書生活」ということで、主に「これから辞書環境をそろえる」という視点から話をしました。おまけとして、Weblio収録の "辞書" の素性をさらってみた「Weblio収録一覧」と、翻訳として最小限必要な辞書をまとめた「翻訳者必携辞書リスト」もお渡ししています。

私がふだんお伝えしている内容からすると、ほんの一部の話で、
・個々の辞書の特徴
・辞書の読み方
・具体的な辞書ソフトの使い方
などについては触れていません。もっと詳しく知りたい方は、このブログと旧ブログ(右カラムのリンクから)で「辞典・事典」カテゴリーの記事をご覧ください。

また、フェロー・アカデミーでも、「翻訳者のための辞書セミナー」と題して録画配信形式の講座をお届けしています。

  1. 選び方と読み方を見直してワンランク上の翻訳を!
  2. なぜ英英辞典を引くのか?
  3. 辞書引きから訳文作りの実践へ

以上の全3回が1セットになった内容で、もちろん単独でもご視聴いただけますが、しっかり辞書のことを知りたい方は、シリーズを通して受講するとよさそうです。

www.fellow-academy.com

いま見たら、ちょうどパート1の受付が10/15に始まります。昨日の私の話で辞書のことを詳しく知りたくなった方は、ぜひどうぞ~。

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さて、昨日お渡しした「翻訳者必携辞書リスト」の辞書、実際にどうそろえるのがよさそうか、ちょっと補足してみたいと思います。

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# HUMAN POWERED翻訳勉強会、耳より情報

以前お伝えしたように、9/18に辞書の話をします。

baldhatter.hatenablog.com

私のパートは「ゼロから始める辞書生活」ということで、気分は

Re:ゼロから始める辞書生活

もとい、

ゼロ円から始める辞書生活

というところです。詳しい内容は上記のブログ記事、もしくはリンク先の公式サイトをご覧いただきたいのですが、ここで

当ブログ読者限定の耳より情報

がありますw

「講師紹介枠」の30%割引特典です。

割引の利用をご希望の場合は、私まで個別に、メールまたはFacebookメッセンジャーでご連絡ください。

メールアドレスは、当ブログの右カラム「 このブログについて」にあります。

Facebookなら、https://www.facebook.com/akira.takahashi.14/ です。

【3/8追記】

こちらの割引を適用する手順で、ちょっとわかりにくい点があるかもしれません。

ご連絡いただいた方には、その点も含めて説明します!

# NINJAL の TWC と BCCWJ - 昨日の記事の訂正

昨日の記事で使ったコーパスのことを

> 国研のコーパス
>コーパスデータは「少納言」や「中納言」と同じ

などと書いてしまいましたが、大ウソでした。しかも、「2語比較機能」は昨日のサイトだけの特徴ではありません(これは私の情報アップデート不足)。

謹んでお詫びするとともに、改めて整理しつつご紹介しておきます。

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#「メーク」か「メイク」か

もちろん、結論はない話です。

ウチの娘ふたりが、「メイク」ではなく「メーク」というテロップを見るたびに「気持ち悪い」と反応します。20代前半と後半のこの姉妹が言うように数年前からの現象なのか、それとも以前からずっとそうだったのか分かりませんが、気づいてみると確かに「メーク」ばかりです。

ある方とこの話をしていたら、ひとつの根拠をいただきました。

www.bunka.go.jp

ここでダウンロードできる、『外来語の表記』という昭和30年(1955年)発行の文書に、こう書いてあります。

7. 長音を示すには,長音符号「ー」を添えて示し,母音字を重ねたり,「ウ」を用いたりしない。
  ボール(ball) オートバイ(auto-bicycle)
 なお,原音における二重母音の「エイ」「オウ」は長音とみなす
  ショー(shoe) メーデー(May-Day)

(pp.5-6、赤字は引用者)

そのうえで用例リストに、「メーク」は載っていないものの、そのもとである

メーキャップ(maek-up)

が載っているのです。

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# コンマの話

フィーダーに登録してある翻訳系のブログで、コンマについて興味深い記事を拝見しました。

ameblo.jp

ameblo.jp

表記としては「コンマ」より「カンマ」のほうが好みなのですが、それはさておき、たしかに「コンマ1秒」は不思議です。その理由はリンク先のブログをご覧いただくとしては、私は私で、ちょっと辞書に当たってみました。

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# 「ほぼほぼ」のルーツ発見

井上ひさしの『私家版 日本語文法』を再読している。

元の単行本は大学時代に読んでいて、たぶん今も倉庫に眠っているはず。改めて読むとやはり実におもしろいのだが、その話はまたいずれ。

この本の、地名について書かれた「……台の考察」という章で、柳田国男『地名の話』の一節が引用されていた。

略〻平均五十と仮定しても……

(文庫版 p.170)

この「略〻」に「ほぼ」とルビが振ってある。つまり、「略〻」を「ほぼ」と読ませているということだ。

おや? たしか 「略」はこの一字だけでも「ほぼ」と読めるのではなかったっけ。

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(ジャパンナレッジバン『字通』より)

この「字訓」の最後にあるとおり、やはり「ほぼ」だ。

ということは、「略〻」の気分は「ほぼほぼ」ではないか!

文字ではもちろん、口頭でも「ほぼほぼ」はまだ一度たりとも使ったことはなかったのだが、柳田国男が使っていたくらいなら、もう使っていいことにしようかw