# "インフォ" のないインフォグラフィック

SDL Trados Studio 2022がリリースされるようです。

www.trados.com

現行バージョンが2021なので、「えっ、もう?」という気分ですが、これまでの製品名の変遷をあらためて確かめたら、

SDL Trados Studio 2009 → 2011 → 20142015 → 2017 → 2019 → 2021

だったので、2014 → 2015 のときも 2 年連続というパターンはあったんでした(といっても、2021のリリースは2020年のうちだったので、完全に2年連続ということではない)。

ところで、上のページには「新機能に関するインフォグラフィック」というリンクがあるので、そっそく様子を見にいきました。

www.trados.com

翻訳された日本語の変さについては、もういちいち指摘しませんが、それにしても何なんでしょうね、この「インフォグラフィック」ページは?

ここまで情報量のない "インフォグラフィック" は初めて見ました。

どのくらい中身がないかというと、引用しながらいろいろツッコもうと思っていたのに、その気も失せたくらい。ティーザーとしての機能をまったく果たしてないでしょう、これじゃ。

ちなみに、現在 SDL Trados Studio を扱っているのは RWS 社。SDL だけでなく、いくつもの大手翻訳ベンダーを吸収してきた、今や業界超々大手の MLV なわけです。

ああ、そうか。ローカライズ業界の残念な現状を如実に表している、という情報だけは伝わってくる "インフォグラフィック" なのか――

 

# 三省堂本店 - 二度目の建て替え

いったん、しおりを挟みます。

ということで、三省堂書店の本店が建て替え工事に入る。今日、閉店ぎりぎりの姿を見にいってきた。

中高生の頃(1970年代)には、ここに建っていた旧本店によく通った。特設サイトの写真にもある、三階建ての建物だった。

jinbocho.books-sanseido.co.jp

なかなか古風で風情のある建物だったが、それだけではなく、記憶のなかの店内はなんとなくうす暗い。

その旧本店にも、最初はたぶん英語の恩師が連れていってくれたんだ思う。

旧本店でよく覚えているのは、ばんばひろふみのエッセイ本サイン会。当時、谷村新司とばんばひろふみが文化放送「セイヤング」のバーソナリティを務めてて、毎週聞いていたから、たぶんその延長線だろう。

今の建物になったのは1981年で、私が大学2年のときだった。大学からは西巣鴨の駅が近かったので、三田線でよく通った。

その頃の本店では、故・天本英世がロルカの詩を朗読するのを聞けたのが幸運だった。

それから、2017年に飯間浩明さんに直接お会いして、翻訳祭への登壇をお願いしたのも、本店の特設会場だった。

まさか、生きているうちに二度目の建て替えに遭遇するとは思ってもいなかったなぁ。

# 翻訳フォーラム・シンポジウム、受付始まりました!

開催については、ほぼ1か月前にご案内していましたが、

baldhatter.hatenablog.com

申し込みサイトができあがりました。

「翻訳フォーラム・シンポジウム2022~『翻訳者の頭ん中』ふたたび~」

正式なプログラムも決定しました。上記の申し込みサイトにも書いてありますが、こちらにも掲載しておきます。

★プログラム(予定)

<第1部 翻訳と絵>
  「翻訳のいろいろな『絵』」(高橋聡)
  「『絵』を描くための情報」(高橋さきの)
  「寄って引いて絵を描く」(深井裕美子)
  「絵は意外にずれるもの」(井口耕二)
<第2部 ゲストコーナー>
  「勉強会ってどうやるの?タコの会の場合」(深井ゼミ「タコの会」の皆さん)
  「物書堂辞書クイックガイド ~Macで、iPadで、Windowsで!?~(見坊行徳さん)
  「翻訳学校卒業から映画の配給・字幕作成に至るまで」(二階堂峻さん・高橋彩さん)
<第3部 各自発表>
  「高橋太郎の文法と『絵』」(高橋さきの)
  「TM/MT を使う翻訳者の頭ん中」(高橋聡)
  「ビジネスとしての翻訳~顧客と良い関係を結ぶために」(深井裕美子)
  「実務と出版、なにが違うの?」(井口耕二)
<第4部 ディスカッション&QA>

午前10時から午後5時までと、この手のイベントにしては異常な異例の長丁場です。録画配信も予定しているので、細切れでもご視聴にはなれますが、

できればリアルタイムで、甘いものと飲み物を適宜とりながら、頭のじんじんする感じを一緒に味わっていただければ嬉しいです。

と申し込みサイトにも書いてあるとおり、リアルタイムで付き合いくださると、
翻訳どっぷりの丸一日
をお楽しみいたただけると思います^^;

 

# 物書堂の辞書について少し詳しく

昨日の記事で、物書堂さんの「新学期・新生活応援セール」をご紹介しました。

これまでも、各種セミナーで物書堂の辞書は取り上げてきましたが、考えてみたら、具体的にどうやって使うのか、どんなところがいいのか、まとめて説明したことはありませんでした。iOSアプリなので、
なんとなく直感的に使えるよね~
くらいに感じていたからですね、たぶん^^

それでも、ごく簡単な使い方ガイドがあるといいのかなと思って、物書堂の良さをお伝えする意味も込めて、「新学期・新生活応援」ブログ記事を書いてみました。

わりと長い記事になったので、目次も設定してみたぞ。

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# 物書堂さん、春のセール実施中

もうすでに始まっていますが、今年も物書堂さんが春のセールを実施しています。

www.monokakido.jp

『ランダムハウス英和大辞典 第2版』が 3,920円
『ウィズダム英和・和英辞典(第4版/第3版』が 2,080円

などなど、かなりお手頃な価格になっているので、これから辞書をそろえようという方は、検討してみるといいのではないでしょうか。

4/25(月)まで

です!

なお、今年1月に開催した「翻訳フォーラム・辞書デー」で、あるいはフェロー・アカデミーのクラスなどで「翻訳者必携辞書リスト」を配布しましたが、物書堂の価格にセール情報を反映して(その他、誤字なども若干修正して)更新版を作りました。

ご自由にダウンロードして、ご利用ください。

docs.google.com

 

# 速報―翻訳フォーラム・シンポジウム2022開催決定!

今年も、翻訳フォーラム恒例の「シンポジウム」開催が決まりました。オンライン開催としては、昨年に続き二度目となります。

6月26日(日)

です。時間帯は確定していませんが(たぶん午前中から夕方まで)、まずはこちらの日程をお伝えします。そして、タイトルテーマも決まりました。

翻訳者の頭ん中ふたたび

です。告知動画もできました。


www.youtube.com

なんで「ふたたび」? と思った方は、続きをどうぞ。

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# MW Learner's が Britannica に

フェロー・アカデミーで定期的に配信している辞書セミナーには、「おひとり1回だけ講師に質問できる」という受講者特典があったりします。

今回、そんな質問をいただいて私も初めて知ったのですが、Merriam-Webster の学習版である

Merriam-Webster Learner's Dictionary

が、いつの間にか親会社である Britannica のブランドに変わっていました。

今までのサイト https://learnersdictionary.com/ にアクセスすると、以下のサイト

www.britannica.com

にリダイレクトされます。使い勝手や情報量は、今までと変わっていないようです。

今までの Learner's Dictionary をブックマークしたり EBWin4 に登録したりしていた方は、設定してある URL を更新しておきましょう。

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