5月に告知したように、翻訳フォーラムのイベント2つ(6月末と7月中旬)
は、どちらも絶賛受付中です。
そして、シンポジウムのほうは、今年も
ジャパンナレッジ入会に関する特典
があります。
「ジャパンナレッジPersonal割引クーポン」をネットアドバンス様より頂戴しましたので、シンポジウム受付終了後に一斉メールでお送りします。9/30までに申し込めば、初年度年会費が20%引となるものです。
ジャパンナレッジは、誰にでも役に立つというサイトではありませんが、扱う分野や文章によっては必携と考えています。少なくとも私(や翻訳フォーラムの面々)には、なくてはならないリソースです。
ジャパンナレッジを20%割引でお試しになれる絶好のチャンス! ぜひご活用ください。
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ところで、いわゆる辞書サイトのうち、海外の英英辞典サイトのように個々の辞書を単独で引くのではなく、複数の辞書をまとめて使えるように構成されているサイトを「辞書ポータル」サイトと呼ぶことがあります(無料と有料とを問わず)。
そういう辞書サイトについて、旧ブログで2018年11月にこんな記事を公開していました。
その後いろいろと状況が変わったので、現時点の最新版、つまり2024年6月版を作ってみました。
対象の辞書ポータルは以下のとおり。
- コトバンク(無料)
- goo辞書(無料)
- Weblio(無料)
- KODスタンダード(有料)
- KODアドバンスト(有料)
- DONGRI(有料)
- JKパーソナル(有料)
- JKパーソナルR(有料)
以上8サイトのほか、ポータルサイトではありませんが、辞書コンテンツの充実度の比較として「物書堂」も取り上げてみました。
辞書のカテゴリー別に充実度を1~6の6段階で採点しています。カテゴリーは以下のとおり。
- 国語
- 国語2(類語、成句、漢和など)
- 英和・和英(大辞典クラス)
- 英和・和英学習(学習辞典クラス)
- 英英(英英すべて)
- 他言語(英語、国語以外)
- 百科(百科事典)
- その他(専門辞典、実用辞典類)
この8つのカテゴリーについて6段階のレーダーチャートを作ったので、図形は八角形になっています。こんな具合になりました(クリックで拡大できます)。
ただし、採点したといっても客観的なものではありません。翻訳者にとっての必要度をふまえて付けた点数ですが、私の主観も入っていないとはいえません。また、最低点を「1」にしたのは Excel でレーダーチャートを作る都合上で、実質は「ゼロ」、つまりそのカテゴリーに該当する辞書がまったくない、または事実上ないに等しい場合です。
興味のある人もいるかなあと思い、このデータをダウンロードできるように共有公開しました。
Dropbox上で共有公開の設定にしたはずですが、うまくダウンロードできないなど問題がありましたら、プロフィール欄からメールアドレスを探してご連絡ください。
いちおう説明しておくと、「オンライン辞書サイト比較」シートが、辞書ポータルごとの収録コンテンツをまとめた表、「点数のレーダーチャート」が、上に載せたチャートとそのもとになるデータです。
各サイトについての具体的なコメントは、項を改めて近いうちに書きます。