2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

# 翻訳祭、会場開催が終了

先週金曜日の27日、4年ぶりでリアル開催となった翻訳祭(会場の部)が無事に終了しました。 久しぶりにお会いする方、この4年近くの間にZoomで知り合ったためリアルでは初めてお会いする方、いろいろな方に対面でお会いできたのは、やはり何者にも換えられな…

#『校閲至極』日記、その5

いよいよ、JTF翻訳祭が明後日に迫りました。 ということであまり時間がないので、5回目ですがネタはひとつだけ。 ■ 「コロナ「差別」に言葉であらがう」(p.136~)より 同様の例に、「感染が発覚した」という表現がある。「発覚」は「隠していた悪事・陰謀…

#『校閲至極』日記、その4

ネタにしている本も軽いノリなので、記事も気楽に続けられるようです。 ■ 「「コンビ二」に立ち止まれ」(p.82~)より [パソコンの]学習能力によっては「コンビ二」と出る。「コンビ」と「二」を分けて変換してしまうのだ。 カタカナ語の一部にカタカナ以…

# Human Powered勉強会―機械にできない翻訳と調べもの

フランスのマイアットさんが主催し、不定期で開催されているHuman Powered勉強会(Human Powered Academy)。こちらもこの3年間はZoomで開催されていましたが、ようやく会場開催(対面、Face to Face、リアル)されます。 急な告知となってしまいましたが、…

#『校閲至極』日記、その3

その3まで来ました。これで終わったら、まさに三日坊主。 ■ 「広辞苑に載った「エロい」に興奮」(p.76~)より しかしまさか『広辞苑』で「エロい」が見出し語になるなんて! 2018年発売の第7版で初めて入ったのを発見し、年がいもなく興奮しました。 それ…

#『校閲至極』日記、その2

昨日始めたシリーズ、その2です。 昨日は「気になったところメモ」と書きましたが、そうとは限らず、単に連想したもろもろのことなども書き綴っています。

#『校閲至極』日記、その1

毎日新聞出版から8月に出たこの本。 校閲至極 作者:毎日新聞校閲センター 毎日新聞出版 Amazon 構えて読むような内容ではなく、食事するときとか仕事の休憩時間とかに読むのにちょうどいい。これを、いつものように付箋付けながら読んでいるわけですが、とき…

# 新しい訳書、『ハッキング思考』

新しい訳書が出ました(日付を勘違いしてたので、過去形)。 ハッキング思考 強者はいかにしてルールを歪めるのか、それを正すにはどうしたらいいのか 作者:ブルース・シュナイアー 日経BP Amazon 原著者は、なんと、あのブルース・シュナイアー大先生です。…

# 「翻訳グランプリ」の再考を請う

※はじめにお断りこのブログは、たまたま翻訳という職業に就いている個人が、翻訳と翻訳まわりについて自分の知識やノウハウを紹介したり、翻訳とは関係なくブログ主の日常や趣味を綴ったりする場である。ブログ主は、これもたまたま翻訳関連の団体で理事を務…

# JTFジャーナル連載「正規表現講座」

正規表現については、旧ブログでも何回か取り上げており、また3月に出た拙著でもかなりのページを割いて説明しています。 1秒でも長く「頭」を使いたい 翻訳者のための超時短パソコンスキル大全 作者:高橋 聡 KADOKAWA Amazon そして、今回は日本翻訳連盟(J…

# 新しい訳語の変化~Generative AI

アメリア会員の方には、会員向けの月間誌『Ameria』10月号が届いていることと思います。 10月号には、私が担当している「定例トライアル<IT・テクニカル>」の課題文が掲載されています(p.16)。そして、そのページにある「課題について」という囲み記事に…