# 日本翻訳連盟、個人的な回顧

※今回もあらかじめお断り。いろいろと個人名が出てきます。ご本人たちには無断ですが、なにとぞご了承ください。 ひとつ前の記事で、日本翻訳連盟(JTF)理事の入れ替わりについて書きました。JTFの「これから」の話です。 ついでといってはなんですが、日本…

# 日本翻訳連盟、個人理事の新たな顔ぶれ

※あらかじめお断り。今回は、いろいろと個人名が出てきます。ご本人たちには無断ですが、なにとぞご了承ください。 昨日、日本翻訳連盟(JTF)の総会が開かれました。 www.jtf.jp 今年は任期2年の理事改選に当たる年でもあり、特に個人理事の顔ぶれが大きく…

# 有料オンライン辞書あれこれ雑感

今どきの言い方だと「サブスク辞書」になるのかな。年間などの単位で契約するオンライン辞書サービスのいろいろについて、今回は詳しい紹介ではなく、ただのメモ程度に雑感を書いてみました。 Oxford English Dictionarywww.oed.com いわゆるOEDのオンライン…

# みだりに収録す

子どもの頃「みだりに」という言葉を初めて耳にしたとき、「右や左に」を縮めた言葉だと思ったのは、私だけではないと思う。それはともかく―― 今野真二先生の『振仮名の歴史』を読んでいたら、この「みだりに」がおもしろい文脈で出てきた。 振仮名の歴史 (…

# タイムライン上の「左/右」と「前方/後方」

同業者が、 Facebookで「セキュリティを左にシフト」という言い方を話題にしていました。英語では shift left security、shift left DevOps などのように使われています。 「左にシフト」というと、IT のコンテキストでまっ先に思いつくのはビットの操作です…

# "インフォ" のないインフォグラフィック

SDL Trados Studio 2022がリリースされるようです。 www.trados.com 現行バージョンが2021なので、「えっ、もう?」という気分ですが、これまでの製品名の変遷をあらためて確かめたら、 SDL Trados Studio 2009 → 2011 → 2014 → 2015 → 2017 → 2019 → 2021 …

# 三省堂本店 - 二度目の建て替え

いったん、しおりを挟みます。 ということで、三省堂書店の本店が建て替え工事に入る。今日、閉店ぎりぎりの姿を見にいってきた。 中高生の頃(1970年代)には、ここに建っていた旧本店によく通った。特設サイトの写真にもある、三階建ての建物だった。 jinb…

# 翻訳フォーラム・シンポジウム、受付始まりました!

開催については、ほぼ1か月前にご案内していましたが、 baldhatter.hatenablog.com 申し込みサイトができあがりました。 「翻訳フォーラム・シンポジウム2022~『翻訳者の頭ん中』ふたたび~」 正式なプログラムも決定しました。上記の申し込みサイトにも書…

# 物書堂の辞書について少し詳しく

昨日の記事で、物書堂さんの「新学期・新生活応援セール」をご紹介しました。 これまでも、各種セミナーで物書堂の辞書は取り上げてきましたが、考えてみたら、具体的にどうやって使うのか、どんなところがいいのか、まとめて説明したことはありませんでした…

# 物書堂さん、春のセール実施中

もうすでに始まっていますが、今年も物書堂さんが春のセールを実施しています。 www.monokakido.jp 『ランダムハウス英和大辞典 第2版』が 3,920円『ウィズダム英和・和英辞典(第4版/第3版』が 2,080円 などなど、かなりお手頃な価格になっているので、こ…

# 速報―翻訳フォーラム・シンポジウム2022開催決定!

今年も、翻訳フォーラム恒例の「シンポジウム」開催が決まりました。オンライン開催としては、昨年に続き二度目となります。 6月26日(日) です。時間帯は確定していませんが(たぶん午前中から夕方まで)、まずはこちらの日程をお伝えします。そして、タイ…

# MW Learner's が Britannica に

フェロー・アカデミーで定期的に配信している辞書セミナーには、「おひとり1回だけ講師に質問できる」という受講者特典があったりします。 今回、そんな質問をいただいて私も初めて知ったのですが、Merriam-Webster の学習版である Merriam-Webster Learner'…

# 人名の発音なら、書籍もまだまだ使える!

人名の発音=カタカナ表記 については、書籍の辞書もまだまだ活躍するとあらためて実感しています。 一般的ではない人名とか、詳しくない言語圏の人名の発音、というかカタカナ表記については、よく質問もいただくのですが、私自身100%確実といえる方法はもち…

# WordNet、もうひとつ事例を

前エントリでおおむねの見方は説明しましたが、もう少しWordNetの威力が分かる事例を挙げてみます。 お題は、マーケティング系のお悩み単語ナンバーワン、insight です。 語義が 4 つもあります。おそらく、どの辞書より細かい(OEDを除く)。

# WordNet の見方、使い方

「翻訳フォーラム辞書デー」のフォロー記事、続いては WordNet に関する補足です。だいたいのことは旧ブログのこちらの記事に書いてありますが、整理と情報更新の意味で、新たな記事を書くことにします。 ●WordNetの本家はこちら。WordNet | A Lexical Datab…

# 日外アソシエーツの販売ページ

前エントリ「# 今からでもそろうEPWING辞書」にコメントをいただきました。 日外アソシエーツの公式サイトにまだEPWING辞書を販売している(であろう)ページがあります。https://www.nichigai.co.jp/cdeb/bun04.htmlただわたしはここからは購入したことはな…

# 今からでもそろうEPWING辞書

1/29に開催された「翻訳フォーラム式辞書デー」のフォロー記事をぼつぼつ書いていこうと思います。 まずは、今からでもそろうEPWING*1辞書データの話です。 ここでご紹介するデータを、辞書ソフト「EBWin4」に登録すれば、十分とはいえないものの、一定の辞…

# 増殖するWikipedia機械翻訳サイト

本日、告知していたイベント「翻訳フォーラム式辞書デー」が終了しました。 ご参加くださった皆さん、ありがとうございます。 今回初めての試みとして、事後のアーカイブ配信もあります。参加者にはすでに情報が届いていると思います。復習などにご活用くだ…

# 三上

「みかみ」ではない。象の鼻が長い話も関係ない。「さんじょう」と読む。 ただし、普通には変換候補に出てこないかもしれない。ウチの環境では変換できたが、それはATOKに精選日国が入っているからだろう。 きっかけは、私のこのツイート。 お風呂から上がっ…

# 「手首」、学研の国語辞典、辞書デー

痛ましいニュースなのでいささか気は引けるのですが、言葉の問題に限定ということで引用をご容赦ください。 nordot.app この「手首」という言葉の使い方にふと疑問が湧きました。 そこからいろいろと国語辞典を調べまくり、Twitterでも助言をいただいたとい…

#『ジーニアス英和大辞典』も物書堂アプリが最新

昨日から今日にかけて、物書堂版『研究社 新和英大辞典 第5版』の物書堂アプリ版から気づいたことを書きましたが、同じ物書堂から昨年末にリリースされた『ジーニアス英和大辞典』(G大)も、どうやら最新らしいことが分かりました。www.monokakido.jp こち…

#『研究社新和英大辞典 第5版』、補足情報

昨日書いた『研究社新和英大辞典 第5版』の話、さっそく関山先生から情報をいただきましたので、追記しておきます。

#『研究社新和英大辞典 第5版』、収録データの謎

昨年の12/18に書いたように、baldhatter.hatenablog.com 昨年末には物書堂アプリの新タイトルが相次いで発売されました。そのうちの目玉のひとつが、今回のタイトルにもある『研究社新和英大辞典 第5版』です。www.monokakido.jp 私も先ほどダウンロードし、…

# 謹賀新年 - 2022年

新年あけましておめでとうございます。 昨年の秋以降、COVID-19もだいぶ落ち着いてきて、年末には2度、久しぶりに同業者どうしで飲み会(といっても小規模)がありました。が、年末あたりからにわかに雲行きが怪しくなってきています。ここからはまた要注意…

# 長男の保育園時代

昨日から読んでる本。 いつもの言葉を哲学する (朝日新書) 作者:古田 徹也 朝日新聞出版 Amazon タイトルだけ見ると川添愛さんの『ふだん使いの言語学』と似ているが、方向性はだいぶ違う。 詳細は書かないが、雑誌連載と書きおろしで構成されてるので、テー…

# ネットの情報がいよいよダメになってきた

Windows iOSエミュレータ というキーワードでネット検索してみた。理由は、前エントリの最後に書いたとおり。ところが、何らかの情報が得られる以前に、はたと考え込んでしまった。 ネットで、自分が必要とする正しい情報を得るのは、本当に難しくなってきた…

# 翻訳者の辞書環境は物書堂の時代か

物書堂の辞書ラインアップが、これ以上ないというくらい充実してきた。現時点でも、ひとつの辞書プラットフォームとしての充実ぶりは、他社サービスを圧倒的にリードしており、翻訳者として辞書環境を考えるときにも、最有力候補と言えるだろう。 まず、つい…

# 呆れたスタイルガイド

ローカライゼーション業界に20年以上も関わっていて、その間にいろいろなスタイルガイド(翻訳仕様書)を見てきた。 見やすいの、見にくいの。整然としてるもの、混沌としてるもの。合理的なもの、イミフのもの、本当に千差万別。いろいろ見てきたと思う。 …

# 翻訳フォーラム式辞書デー、開催

翻訳フォーラムでは今までも、春の「翻訳シンポジウム」のプログラムとして、また単発講座「レッスンシリーズ」として、辞書に関するセミナーを何度か実施してきました。 今回は、「翻訳フォーラム式辞書デー」と称して、丸4時間どどーんっと辞書のお話をお…

# ジャパンナレッジで凡例を見る

辞書の序文(前書き、はしがき……)と凡例といえば、紙の辞書なら必ず巻頭にあって、まさに辞書の顔とも言うべき存在でした。それが、電子化されてからはすっかり目立たない存在に、それどころか場合によっては存在すら消されてしまうような扱いになっていま…