# 『てにをは連想表現辞典』~今ごろですが

2015年に出た(まだ)新しい辞書なのですが、今まで自分では持っておらず、したがって紹介もしたことがありませんでした。このたびようやく購入し、自分のこれまでの不明を恥じております。 言うまでもなく、日本語のコロケーション辞典として定評のある『て…

# タイトル/title という語について

書籍とかゲームとかCD/DVDについて、その "題名" の意味ではなく、商品というか "モノ" を指す意味で「タイトル」って言うことありますよね? 今月発売の注目タイトル!PlayStation 4のゲームタイトル一覧2018年6月末時点で50タイトルを突破 みたいな使い方…

# 翻訳フォーラム・シンポジウム2021に申し込んだ方へ

5月16日(日)開催予定の翻訳フォーラム・シンポジウム2021は、おかげさまで申し込み者が200名を超え、リアル開催のときよりずっと多くの方がご参加くださる予定です。 すでにご案内しているとおり、シンポジウム2021関連の諸連絡はすべてFacebookグループを…

# 『ふだん使いの言語学』 ~日本語への分析的なアプローチの練習に

『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット』で、翻訳者の間でも広く知られるようになった川添愛氏の最新刊、 ふだん使いの言語学: 「ことばの基礎力」を鍛えるヒント (新潮選書) 作者:川添 愛 発売日: 2021/01/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) を読…

# おすすめ本『「接続詞」の技術』(石黒圭)

この本が出てから、授業などではことあるごとにおすすめしてきたのに、旧ブログでもこちらでもまだ紹介していませんでした。 石黒圭氏のこれです。 「接続詞」の技術 作者:石黒 圭 発売日: 2016/07/27 メディア: 単行本(ソフトカバー)

# きかんしゃトーマスの英語版

先週から今週にかけて、フェロー・アカデミーの春季コース(中級2クラスと上級1クラス)が始まりました。 今日始まったクラスで、ある単語をきっかけに「きかんしゃトーマス」の話を持ち出した方がいらっしゃったので、思い出すまま、その話を書いてみようと…

# 類語にも強い国語辞典、ほか

前回の記事の末尾に、「類語辞典ではなく国語辞典でも類語は調べられます」と書きました。今回はその話です。 類語に関して最強の国語辞典(当社比)は、これです。 小学館日本語新辞典 発売日: 2004/11/02 メディア: 単行本 ただし、残念ながら絶版のようで…

# 日本語の類語辞典のお話

(2021/04/20加筆) ご存じのように、日本語の「類語辞典」にはいくつか種類があります。専門用語はあるのかもしれませんが、以下、帽子屋流に勝手に3つに分類してみました。 列挙式。説明なしに、類語や関連をただ羅列するタイプ 説明式。語句の細かい意味…

# イベント告知その2 - 5/16

続いてのイベント告知は、皆さまお待ちかねの翻訳フォーラム・シンポジウム2021です! 5/16(日)10:00~17:00 passmarket.yahoo.co.jp 昨年はコロナ禍でやむなく中止となりましたが、今年はオンラインイベントとして復活します(通算8回目)。 何度かの休憩…

# イベント告知その1 - 4/27

近日予定のイベントについての告知、その1です。 4/27(火)14:00~16:00https://www.jtf.jp/learn/seminar/124 日本翻訳連盟(JTF)は今年で創立40周年を迎えます。 そこで、秋に予定されている翻訳祭(オンライン開催)とは別に、40周年記念としてのイベン…

# 『ジーニアス英和大辞典』をEBWin4で使うときの注意

フェロー・アカデミーでは、私のオンライン辞書講座が、引き続き年に3回くらいのペースで公開されています。 翻訳者のための辞書セミナー ~選び方と読み方を見直してワンランク上の翻訳を!~ 翻訳者のための辞書セミナー ~なぜ英英辞典を引くのか?~ 翻…

# 用語集はテキストファイルに

翻訳案件で用語集が提供される場合、CATツールに組み込まれる場合を除くと、ファイルはほとんどの場合 Excel です。いや、それ以外、見たことないな^^; これが、単なる英日など二言語フォーマットならいいのですが、相手が MLV(Multi Language Vender)だと…

# では、どんな辞書を使ってるのか

前の記事で書いたように、「400冊以上」「400点以上」のうち、私が実際に翻訳の仕事で常用している辞書は、だいたいその6分の1くらいということになりました。 では、具体的に ほぼ毎日のように使っている辞書(32点) と 必要に応じて高い頻度で使っている…

# 辞書「400冊以上」の中身

イカロスさんの「通訳翻訳ジャーナル」2021年春号が、辞書を含めた「調べもの」を特集しています。 通訳翻訳ジャーナル 2021年4月号 発売日: 2021/02/20 メディア: 雑誌 「アンケートから探る翻訳者の辞書事情」(p.52~)は、アンケートに答えただけで何も…

#『数学セミナー』 1月号

昨年出た訳書『機械翻訳:歴史・技術・産業』を、山本貴光さんが専門誌『数学セミナー』で取り上げてくださいました。 数学セミナー 2021年1月号 通巻 711号 SFと数理科学 発売日: 2020/12/11 メディア: 雑誌 毎回3冊ずつ書籍を紹介なさっている「これが示し…

# 元興寺の妖怪

昨日は「特作」という大正~昭和的な言葉を見つけてつい遊んでしまいましたが、今日は今日で、日本語の類語辞典を調べていて、おもしろい言葉を見つけました。 それは、「なだめる」という言葉の類語を探して、EBWin4で『日本語大シソーラス』(初版)を引い…

# 「特作」からいろいろと

feature film という言い方があります。もちろん、「長編映画」のこと。 なんで "feature" なのかというと、もともとは長短とりまぜて何本か上映するなかのメインだった(特にサイレント映画の時代)からだそうです。ただし、長さの条件はいろいろで、英語版…

# they の話の続き

昨日書いた they の話。 まだ読了していなかったこの本でもたしか言及されていたはず……と思って、ちょっと確認してみました。 ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険 作者:コーリー・スタンパー 発売日: 2020/04/13 メディア: 単行本

# 新しい用法の they、各辞書の対応は―

Clubhouseという音声SNSアプリに、こんな通知が届きました。 伏せ字にしてる人、実は最近しばらく会ってなかった知り合いだったので、本当はゆっくりおしゃべりしたかったんですが、それはさておき、下線を付けた they の話です。 ご存じのとおり、最近の英…

# SII DAYFILERからの移行を考える - 2021年版

「いよいよDAYFILERがだめになった」という投稿をFBで見かけたので、3年前のこの記事、 baldhatter.txt-nifty.com の更新版を作る必要がありそうです。 DAYFILERといってもモデルがいくつかありますが、翻訳者の間でユーザーが多そうな、 DF-X10001SR-G9003 …

# ワープロとパソコン

こんなTwitter投稿を(Facebook経由で)見かけました。けっこう前からときどき見かけるミームですが、改めて印象的ではあります。 専用ワープロの話を見かけると、つい語りたくなるのがこの世代です^^;

# 速報:翻訳フォーラム・シンポジウム2021

昨年は、世の中のいろいろなイベントと同様、翻訳フォーラム恒例のシンポジウムも中止せざるをえませんでした。 今年は、オンラインで開催します。 5月16日(日) の予定です。詳細は、決まりしだい以下の翻訳フォーラム告知サイトで告知しますし、こちらの…

# "マウス"の複数形

英語に関するある本を読んでいたら、単数形・複数形の話にこれが出てきたので、ちょっと調べてみました。もちろん、コンピューターに使う mouse のことです。 現行の英和辞典では、mice と mouses の併記が優勢と言っていいようです。 まず、三大英和辞典か…

# 回線速度の話

昨年末、Nifty光からNTT光に変更(出戻り)したのですが、そのとき話に出たので、ついでにモデムを1Gbpsに交換してもらうことにしました。 交換以前の速度はだいたいこのくらいで、 特に不自由ということもなかったのですが、時間帯によってはわりと落ちるこ…

# マウスの話

今や、パソコンといえばマウスを使うのは当たり前になっています。 いや、もちろんトラックボールの人もいるし、最近はタッチ操作も増えてますけどね……。 白状すると、マウス操作ってあんまり得意じゃないんですよね……。ということで、マウスの話をしてみま…

# またMS Wordのお節介機能 ―[文と単語の間隔を自動的に調整する]

またひとつ、Microsoft Wordのお節介機能を見つけました。 こういうタイトル部分を書き換えようとしています。「章」の後ろに半角スペースが入っている点にご注目ください。「翻訳者が使う」の部分を削除してみます。 あ~ら不思議。 「章」の後ろにあった半…

# 謹賀新年 - 2021年

新年あけましておめでとうございます。 余談を、もとい予断を許さない日々が続きますが、本年もよろしくお願いいたします。 2020年の振り返り 昨年は、世界中がとんでもない災厄に見舞われた一年でしたが、個人的にも、3月に硬膜下血腫で緊急入院・手術とい…

# 辞書で訳語を探さない

今回も『続・翻訳の基本』再読からの落ち穂拾いです。ただし、今回はごく短く。 前回もKindleで読んでいたので、そのときハイライトしたところが当然、目につきます。 訳語は辞書の中から探すのではなく、自分の頭の中に蓄積された語彙の中から探さなければ…

# 聖書とシェイクスピア

タイトルは普通ですが、先日の「ブロッコリー」と同じく、宮脇孝雄さんの本を再読していて思いついた話です。 前回は『翻訳の基本』でしたが、今回はその続編『続・翻訳の基本』から。 続・翻訳の基本――素直な訳文の作り方 作者:宮脇 孝雄 発売日: 2016/09/1…

# 水平と垂直 - ほしいインターフェースはこれじゃなかった

さて、ひとつ前の記事でSDL Trados Liveの画面をご紹介しました。 [表示]タブにある[水平]と[垂直]を切り替えると、原文と訳文を縦並びにできるようになっています。上の状態が[垂直]で、[水平]を選択すると こうなるわけです(メニューは、選択し…