# アビリティ・インタービジネス・ソリューションズのスクール開講

私がフェロー・アカデミーで「IT・マーケティング」というコース(中級、上級)を担当していることはだいぶ知られていると思います。 実はそれ以外にも、広島に本社を置く翻訳会社、アビリティ・インタービジネス・ソリューションズで毎年開講しているスクー…

# 「通訳翻訳ジャーナル」2024年春号、雑感

久しぶりに、イカロス出版の「通訳翻訳ジャーナル」に記事を書きました。表紙でわかるとおり、辞書と調べものの特集です。 通訳翻訳ジャーナル2024SPRING イカロス出版 Amazon 私の記事はpp.24~27。おすすめ辞書の一覧も、2024年1月時点の価格情報付きでど…

# 英語の月名をカタカナで書いてみる

ふと思いついた、しょーもない話です。 毎年、年末になるとビックカメラが1枚カレンダーを配ってるので、この数年はトイレにそれを貼ってる。毎月の月名のところには、「睦月、如月、弥生……」という陰暦時代の旧称と、英語の月名、そしてそのカタカナが書か…

#『校閲至極』日記、その12

昨日は、9日に行ったばかりの旧岩崎邸庭園を再訪しました。 旧岩崎邸庭園には、本館のほかに撞球室というのが建っていて、本館とその撞球室はなんと地下道でつながっています。地下道も撞球室内部もふだんは非公開なのですが、毎月15日に開かれるガイド付き…

#『校閲至極』日記、その11

なんか、今日あたりからだいぶ暖かくなるみたいですね。先週の金曜日、東京国立博物館からそのまま足をのばして、旧岩崎邸庭園から湯島天神まで回ってみましたが、梅がだいぶ咲いてました。 【初稿で「足を伸ばして」と書いていた誤字をご報告いただきました…

#『校閲至極』日記、その10

昨日(2/11)は、ほぼ40年ぶりの『ストップ・メイキング・センス』 gaga.ne.jp と、ドリパスで上映が成立した『グリッドマンユニバース』を観られて、とてもいい日でした^^ ■ 「名前の間違いはメジャーな方へ」(p.196~)より 皆さんは名前を間違えられたこ…

#『校閲至極』日記、その9

ちょっと別の記事が続きましたが、そろそろこちらも再開しましょう。全253ページのうち前回が189ページからだったので、もうすぐ終わりです。 ■ 「虎○門、霞○関、丸の内の○は?」(p.192~)より 中でも超高層ビルの代名詞として知られる「霞が関ビル」は196…

# 『英英辞典の底力』~英英辞典指南の良書~

英語学習者(主として高校生、大学生)向けでありながら翻訳者にも役に立つ英語辞典指南書は何冊かありますが、英英辞典についての良書を読んだので、ご紹介します。 英英辞典の底力 -- TOEIC®・英検®対策のニュースタンダード (「底力」シリーズ 15) 作者:…

# 『アカデミック・フレーズバンク』の使い方~翻訳フォーラム・おうちでレクチャー第1弾~

告知が遅くなりましたが、元旦の記事で書いたように、今年は翻訳フォーラムのイベントが目白押しです。 baldhatter.hatenablog.com 最初は、「おうちでレクチャー」第1弾として、高橋さきのさんの訳書『アカデミック・フレーズバンク』を取り上げます。 2月2…

# フェローの辞書セミナー(録画配信)、セット販売スタート

フェロー・アカデミーで、私が担当している録画形式の辞書セミナーが配信されていることは、もしかしたらこのブログで書いてなかったかもしれません……。 「翻訳者のための辞書セミナー ~辞書の読み方、使い方~」 「翻訳者のための辞書セミナー ~英英辞典…

# 資料の調査と、自分の言語感覚と―「向上される」をめぐって

「向上する」 という日本語は自動詞のみで他動詞はない。だから「英語力が向上する」とは言うが「英語力を向上する」とは言わない ―― ずっとそう思ってきたし、見かければ修正してきた(QA/レビューでも、授業などでも)。 実際に目にする機会はそうないのだ…

# 謹賀新年 - 2024年

あけましておめでとうございます。 昨年の年頭は、一昨年に父が他界したため喪中のご挨拶となりました。喪の年が明け、こうして例年どおりのご挨拶ができることのありがたさを、改めて噛みしめています。 2022年元日の記事では、 大学4年の末っ子は、就職先…

# 2023年の振り返り

うーん、12月はそれほど忙しいわけではなかったはずなんですが、なんとなく記事を書けないまま、とうとう大晦日になってしまいました。ということで、大掃除の隙をみて、今年最後の記事を書いておきます。 この1年は、なんといっても個人的に出版ラッシュで…

#『校閲至極』日記、その8

安心してください、続いてますよw こんな風に読書日記をたらたら続けるのは、自分の読書日記も兼ねられるので、なかなかいい感じです。 さて、今回は「濁るか濁らないか」がテーマです。 ■ 「折口、柳田……清音の地域性」(p.186~)より 一般に固有名詞は東…

#『校閲至極』日記、その7

前回の「その6」を書いたのは、翻訳祭のオンラインプログラム開始前日でしたが、全日程が昨日で終了しました。そして、本日からはプログラムのアーカイブ配信も始まります。チケット販売は終了しましたが、チケットをご購入になった方は、引き続きアーカイブ…

#『校閲至極』日記、その6

翻訳祭の会場開催は終了しましたが、オンラインプログラムは明日11/8(水)から始まります! www.32jtffestival2023.com ということで、『校閲至極』日記その6です。 ■ 「ろくろを「ひく」挿絵を見て納得」(p.152~)より 現代の私たちが知っている「ろくろ…

# 翻訳祭、会場開催が終了

先週金曜日の27日、4年ぶりでリアル開催となった翻訳祭(会場の部)が無事に終了しました。 久しぶりにお会いする方、この4年近くの間にZoomで知り合ったためリアルでは初めてお会いする方、いろいろな方に対面でお会いできたのは、やはり何者にも換えられな…

#『校閲至極』日記、その5

いよいよ、JTF翻訳祭が明後日に迫りました。 ということであまり時間がないので、5回目ですがネタはひとつだけ。 ■ 「コロナ「差別」に言葉であらがう」(p.136~)より 同様の例に、「感染が発覚した」という表現がある。「発覚」は「隠していた悪事・陰謀…

#『校閲至極』日記、その4

ネタにしている本も軽いノリなので、記事も気楽に続けられるようです。 ■ 「「コンビ二」に立ち止まれ」(p.82~)より [パソコンの]学習能力によっては「コンビ二」と出る。「コンビ」と「二」を分けて変換してしまうのだ。 カタカナ語の一部にカタカナ以…

# Human Powered勉強会―機械にできない翻訳と調べもの

フランスのマイアットさんが主催し、不定期で開催されているHuman Powered勉強会(Human Powered Academy)。こちらもこの3年間はZoomで開催されていましたが、ようやく会場開催(対面、Face to Face、リアル)されます。 急な告知となってしまいましたが、…

#『校閲至極』日記、その3

その3まで来ました。これで終わったら、まさに三日坊主。 ■ 「広辞苑に載った「エロい」に興奮」(p.76~)より しかしまさか『広辞苑』で「エロい」が見出し語になるなんて! 2018年発売の第7版で初めて入ったのを発見し、年がいもなく興奮しました。 それ…

#『校閲至極』日記、その2

昨日始めたシリーズ、その2です。 昨日は「気になったところメモ」と書きましたが、そうとは限らず、単に連想したもろもろのことなども書き綴っています。

#『校閲至極』日記、その1

毎日新聞出版から8月に出たこの本。 校閲至極 作者:毎日新聞校閲センター 毎日新聞出版 Amazon 構えて読むような内容ではなく、食事するときとか仕事の休憩時間とかに読むのにちょうどいい。これを、いつものように付箋付けながら読んでいるわけですが、とき…

# 新しい訳書、『ハッキング思考』

新しい訳書が出ました(日付を勘違いしてたので、過去形)。 ハッキング思考 強者はいかにしてルールを歪めるのか、それを正すにはどうしたらいいのか 作者:ブルース・シュナイアー 日経BP Amazon 原著者は、なんと、あのブルース・シュナイアー大先生です。…

# 「翻訳グランプリ」の再考を請う

※はじめにお断りこのブログは、たまたま翻訳という職業に就いている個人が、翻訳と翻訳まわりについて自分の知識やノウハウを紹介したり、翻訳とは関係なくブログ主の日常や趣味を綴ったりする場である。ブログ主は、これもたまたま翻訳関連の団体で理事を務…

# JTFジャーナル連載「正規表現講座」

正規表現については、旧ブログでも何回か取り上げており、また3月に出た拙著でもかなりのページを割いて説明しています。 1秒でも長く「頭」を使いたい 翻訳者のための超時短パソコンスキル大全 作者:高橋 聡 KADOKAWA Amazon そして、今回は日本翻訳連盟(J…

# 新しい訳語の変化~Generative AI

アメリア会員の方には、会員向けの月間誌『Ameria』10月号が届いていることと思います。 10月号には、私が担当している「定例トライアル<IT・テクニカル>」の課題文が掲載されています(p.16)。そして、そのページにある「課題について」という囲み記事に…

# ただの日記 9/30

本日は「翻訳の日」なので、本当は翻訳に関する話を書くべきですね。 でも、なんだか最近はそういう話をまったく書けなくて(書くネタはいろいろありますが)、このままだと9月の記事がゼロになってしまうので、ただの雑談でお茶を濁すことにします。

# 今年のJTF翻訳祭はハイブリッド開催

(いかんですね。また1か月以上も記事を書いてませんでした) 少し遅くなりましたが、日本翻訳連盟(JTF)が主催するJTF翻訳祭、今年はようやく、ついに、とうとう、やっと、リアル開催が実現します。ただし、オンラインプログラムもある、いわゆる「ハイブ…

# 新しい訳書、『ChatGPTの頭の中』

本日7月19日、新しい訳書が出ました。 6月に創刊した「ハヤカワ新書」の一冊です。 ChatGPTの頭の中 (ハヤカワ新書 009) 作者:スティーヴン・ウルフラム,Stephen Wolfram 早川書房 Amazon ChatGPTの頭の中 (ハヤカワ新書) 作者:スティーヴン ウルフラ…