今年のJTF翻訳祭、前夜祭があることはすでにお伝えしました。前日の 11/4(火) です。 baldhatter.hatenablog.com こちら、申込期日を設けていませんでしたが、そろそろ定員に近づいてきたため、 10/20(月)23:59 までとさせていただきます。 横浜散策 ミ…
1か月ほど続いたプロジェクトが一段落。 XTM(いわゆる翻訳支援ツールひとつ)上で、DITAファイル(PDFなどのもとになるXMLファイル)を扱う案件だったので、最初っからいろいろと作業上の制約がありました。ローカライズ部門勤務時代から培ってきた「小手先…
昨年の秋に出た『オーレックス英和辞典 第3版』は、「来春、アプリに対応」と予告されており、つまり今年の春には旺文社の辞典アプリに対応していたはずでした。でも、今年7月には物書堂版が出たこともあって、手元のアプリに追加するのをすっかり忘れていま…
今回の記事は、なかばフリーランスの個人翻訳者として、なかば日本翻訳連盟(JTF)理事として書いています。直接の対象はJTF個人会員の皆さんですが、一般的な注意としてもお読みください。 ●まず要注意! ●"求人"メールの内容 ●JTFのサイトと求人システムに…
日本ではもちろん、英語圏でも紙の辞書が新しく出ることはそうそうない時代になりました。 が、なんとアメリカでは Webster's Collegiate の新版が出るようです。 www.merriam-webster.com 前回の11版が2003年なので、実に22年ぶり。 Amazon.co.jpでは(まだ…
川添愛さんの最新刊。今回もあちこちで大笑いしながら付箋も貼りまくった。 パンチラインの言語学 作者:川添 愛 朝日新聞出版 Amazon いつもながら、「ことばを分析的に考える」ということがとても平明に説明されている。しかも、笑いのツボもふんだんに仕掛…
最近しばらく水族館に行っていないので、近いうちにまた行きたい。 水族館といえば、いまはどこへ行っても明るくて賑やかで楽しい。ときには、こんなこともやっていたりする。 www.sumida-aquarium.com だが、子どものころの記憶に残っている水族館は、なぜ…
前回の記事、 baldhatter.hatenablog.com のなかで、「#翻訳者になるまでにどんな勉強をどのくらいの期間やったか」を詳しく書く代わりに、過去記事へのリンクを張りました。が、いま見たら冒頭が重複していました。たぶんココログで冒頭の箇所と「続きを読…
Twitterを見ていると、不定期にこんなタグが流れてきます。 #どうやって翻訳者になったか#実績ゼロから翻訳者に#翻訳者になるまでにどんな勉強をどのくらいの期間やったか#翻訳者に嫌われる言葉#翻訳者仲間を増やすまともな方法#翻訳の勉強を始めるには#翻訳…
世の中から詐欺のネタは尽きない。 しかも、いったんは姿を消したと思った輩がまた(そのまま、あるいは形を変えて)出てくることもあるので要注意だ。翻訳通訳業界における詐欺まがい講座に関しては、ぶみにゃんごさんのnote記事がたいへん詳しい。 note.co…
9月に入って、これ klockworx.com と、これ patw6000.com を観た。 『ユニバーサル・ランゲージ』のほうは、「ペルシャ語とフランス語が公用語になった、カナダ・マニトバ州の州都ウィニペグ」が舞台という、なかなかぶっ飛んだ設定の不思議な映画。わたしの…
今年のJTF翻訳祭、基調講演はあの今井むつみさんである。 www.34jtffestival2025.com 今井さんの著書にもよく出てくるが、発達言語学とか言語心理学は、ちょっと聞きかじるだけでも実におもしろい世界だ。この本でも、そういう言語学・心理学の分野を手がか…
シネマシティがあるので立川まではたびたび出かけていくが、あのモノレールに乗る機会は少ない。サーバルキャットが話題になったころ、家族で多摩動物公園に行ったときが最近ではほぼ唯一だった。 ところが、過去2か月の間にお隣、モノレールでいうと「高松…
JTF翻訳祭の申し込みについてはすでにご案内しています。 baldhatter.hatenablog.com わたしは今回、ミニコンテストの出題・選考という形で携わっており、11/5(水)には会場で優秀賞(その他各賞)を発表する担当になっています。 そしてもうひとつ。実は完…
〈第34回JTF翻訳祭〉の申し込みがスタートしました*1。 www.34jtffestival2025.com 今年は、 10/1~10/31までオンデマンド開催 11/5(水)に会場開催 という順序です。つまり、昨年とは逆のパターン。しかも、会場開催の分はオンライン配信がありません(基…
翻訳業界には、いわゆる「パートワーク」ものの記事部分を翻訳するお仕事というのがある。同業者のなかにも、わりと名の通ったあのシリーズやこのシリーズを担当した人が何人かいる(と聞いている)。 私も、2019年から足かけほぼ6年ずっと、2期にわたってあ…
先月開催された「翻訳フォーラム・シンポジウム2025」、アーカイブの視聴は明日7/27の23:00(日本時間)までです。 そんなタイミングでたいへんゴメンナサイなのですが、わたしの午後の部「翻訳添削の舞台裏パート2」で、資料に誤りと不足があることに気づき…
この夏も行きたい展覧会はいろいろありますが、世間が夏休みに入る前に、急いでこれに行ってきました。 deep-space.jp こちらも楽しかったのですが、今回の記事は、ついでに見学してきた南極観測船「宗谷」の話です。なんでって、もちろんこれの影響。 南緯…
読んだ本についてまともな記事を書くには、それなりのエネルギーが必要なので、まとまった記事はなかなか書けない。 ので、最近読んだ本と、いま読みかけの本をちょっとずつ紹介しておこうと思い立った。 『日本語からの祝福、日本語への祝福』 『日本語再定…
※今回は、翻訳も辞書も関係ない、ただの趣味記事です。興味のない方はこのまま閉じちゃってください。 コミックの新刊を待っているマンガのうち、3作品の新刊が一気に発売。紹介と関連情報の記録を兼ねてメモっておく。なお、以下のAmazonリンクは基本的に書…
全世界のメールトラフィックの9割以上はスパムなんじゃね? そう思えるくらい、毎日毎日、大量のスパムが送られてくる(実際には、おおむね50%くらいらしい)。 Niftyメールは、サーバーのスパムフィルターがある程度まで弾いてくれるのだが、それでも毎日何…
ご案内していた「翻訳フォーラム・シンポジウム2025」が先週無事に終了しました。現在アーカイブ配信中(7/27まで)です。 今年のゲストコーナーには、 海野文男さん・海野和子さん 玉川美咲(Lakka26)さん 堀野修平さん(ネットアドバンス) をお招きしま…
翻訳には、日本語教師の知識や視点、考え方がとても役に立ちます。 だから、昨年の翻訳フォーラム・シンポジウム2024では、私のコーナー「添削の舞台裏」のなかでこんな参考書も紹介しました。 ふだんからそう思っているので、先日目について読んだこの本に…
5月に書いたこの記事、 baldhatter.hatenablog.com にコメントをいただきました。詳細な紹介は控えますが、私とカミさんの知人で、こちら方面の専門家です。わたしが「昭和な匂いがぷんぷんする俗語」と書いたのに対して、そんなに古い話ではないと教えてく…
いきなり大風呂敷を広げるが、 翻訳メモリー幻想 みたいな内容をまとめようとずっと思っている。 翻訳メモリーのことを、わたしも隅から隅まで知っているわけではない。それでも、かなり初期から現場で使ってきてた立場から、断章くらいのことは書けそうな気…
1か月ほど前から、Niftyを名乗るスパムがメールボックスまで届くようになった。 Niftyのメールサーバーにもスパムフィルターがあるので、ときどきチェックしにいくと*1、毎日けっこうな数のスパムが処理されているのがわかる。「SBI証券」は、この春ごろから…
持っていなかった類語辞典を手に入れた。 用例でわかる類語辞典 第2版 学研プラス Amazon きっかけは、西練馬さんのNote。 note.com ただし、もともとはコミティアで発行した同人誌ということで、無料で読める範囲には出てこない(気になる方には、記事の購…
〆切まで残り日数が少なくなってしまったのですが、ご案内です。 www.fellow-academy.com わたしが年に3回、アメリアの定例トライアル〈IT・テクニカル〉を担当していることは、これまでも折にふれて書いてきました。 定例トライアルは、JTF「ほんやく検定」…
先日こちらでも告知したとおり、「翻訳フォーラム・シンポジウム2025」の受付が始まっています。 お申し込みはこちらから。5月末日までの早期割引も実施中です。 上の画像、横一列に並んでいるのはいつものメンバーですが(左から、帽子屋、高橋さきの、井口…
紙の辞書は、当たり前ですが、自分で引こうとしたとおりに引くことができます。ただし、見出しから引く以外の使い方はまず不可能です(細かい索引が付いた類語辞典などは除く)。 一方、電子的な辞書*1は、いろいろなオプションを使える反面、ときどき思いが…