2021-01-01から1年間の記事一覧
一度は投げ出した国語編ですが、せっかくなのでやっておこうと思い直しました。 ヒマだからなっ! いや、ヒマじゃないってば! 西練馬さんも書かれているとおり、国語辞典もオンライン版のラインアップは貧弱です。 オンラインで使える国語辞典というと、い…
いよいよ最後、英和編です。もう残りHPもMPも少なくなってきたので、国語辞典まではとても手が回りません。 あ、よく見たら、西練馬さんご本人も、このあたりで「力尽きてきました」って書いてるw 以下、目次で◆を付けたのは、個別の辞書名ではなく辞書ポー…
続いて、一般英英辞書です。 なお、西練馬さんがこのセクションで最後にあげているOxford English Dicionary(OED)については、私もここでは扱いません。旧ブログに記事を書きましたので、そちらをどうぞ。 禿頭帽子屋の独語妄言 side A: # OEDのオンライン…
辞書マニアの西練馬さんが、 note.com という素晴らしい記事を公開なさっています。 いつもながら、圧巻の分析と情報量。同業者の皆さんには、強く激しく、熱烈強烈に、断固絶対徹頭徹尾、一読をおすすめします。 オンライン辞書については、私もこれまでに…
同業者の松本佳月さんが開いている YouTube の「Kazuki Channel」。 www.youtube.com 「翻訳者になるまで」というテーマで、これまでも何人かの同業者が登場なさいましたが、今回はとうとう私の番になりました。 www.youtube.com ここから始まって、全5本、9…
5/16の翻訳フォーラム・シンポジウム2021をご視聴くださった方、あるいはその様子をTwitterでご覧になっていた方は、「日本語構文マラソン」のコーナーをはじめ、あちこちで、「述語から読む」とか「衛星図」というキーワードが印象に残ったことと思います。…
お伝えしていた「翻訳フォーラム・シンポジウム2021」、ひとまず無事に終了しました! passmarket.yahoo.co.jp リアル会場で実施していた一昨年までのほぼ2倍の方にお集まりいただきました。Twitterなどの反応を見ている限りではおおむね好評だったようで、…
2015年に出た(まだ)新しい辞書なのですが、今まで自分では持っておらず、したがって紹介もしたことがありませんでした。このたびようやく購入し、自分のこれまでの不明を恥じております。 言うまでもなく、日本語のコロケーション辞典として定評のある『て…
書籍とかゲームとかCD/DVDについて、その "題名" の意味ではなく、商品というか "モノ" を指す意味で「タイトル」って言うことありますよね? 今月発売の注目タイトル!PlayStation 4のゲームタイトル一覧2018年6月末時点で50タイトルを突破 みたいな使い方…
5月16日(日)開催予定の翻訳フォーラム・シンポジウム2021は、おかげさまで申し込み者が200名を超え、リアル開催のときよりずっと多くの方がご参加くださる予定です。 すでにご案内しているとおり、シンポジウム2021関連の諸連絡はすべてFacebookグループを…
『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット』で、翻訳者の間でも広く知られるようになった川添愛氏の最新刊、 ふだん使いの言語学: 「ことばの基礎力」を鍛えるヒント (新潮選書) 作者:川添 愛 発売日: 2021/01/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) を読…
この本が出てから、授業などではことあるごとにおすすめしてきたのに、旧ブログでもこちらでもまだ紹介していませんでした。 石黒圭氏のこれです。 「接続詞」の技術 作者:石黒 圭 発売日: 2016/07/27 メディア: 単行本(ソフトカバー)
先週から今週にかけて、フェロー・アカデミーの春季コース(中級2クラスと上級1クラス)が始まりました。 今日始まったクラスで、ある単語をきっかけに「きかんしゃトーマス」の話を持ち出した方がいらっしゃったので、思い出すまま、その話を書いてみようと…
前回の記事の末尾に、「類語辞典ではなく国語辞典でも類語は調べられます」と書きました。今回はその話です。 類語に関して最強の国語辞典(当社比)は、これです。 小学館日本語新辞典 発売日: 2004/11/02 メディア: 単行本 ただし、残念ながら絶版のようで…
(2021/04/20加筆) ご存じのように、日本語の「類語辞典」にはいくつか種類があります。専門用語はあるのかもしれませんが、以下、帽子屋流に勝手に3つに分類してみました。 列挙式。説明なしに、類語や関連をただ羅列するタイプ 説明式。語句の細かい意味…
続いてのイベント告知は、皆さまお待ちかねの翻訳フォーラム・シンポジウム2021です! 5/16(日)10:00~17:00 passmarket.yahoo.co.jp 昨年はコロナ禍でやむなく中止となりましたが、今年はオンラインイベントとして復活します(通算8回目)。 何度かの休憩…
近日予定のイベントについての告知、その1です。 4/27(火)14:00~16:00https://www.jtf.jp/learn/seminar/124 日本翻訳連盟(JTF)は今年で創立40周年を迎えます。 そこで、秋に予定されている翻訳祭(オンライン開催)とは別に、40周年記念としてのイベン…
フェロー・アカデミーでは、私のオンライン辞書講座が、引き続き年に3回くらいのペースで公開されています。 翻訳者のための辞書セミナー ~選び方と読み方を見直してワンランク上の翻訳を!~ 翻訳者のための辞書セミナー ~なぜ英英辞典を引くのか?~ 翻…
翻訳案件で用語集が提供される場合、CATツールに組み込まれる場合を除くと、ファイルはほとんどの場合 Excel です。いや、それ以外、見たことないな^^; これが、単なる英日など二言語フォーマットならいいのですが、相手が MLV(Multi Language Vender)だと…
前の記事で書いたように、「400冊以上」「400点以上」のうち、私が実際に翻訳の仕事で常用している辞書は、だいたいその6分の1くらいということになりました。 では、具体的に ほぼ毎日のように使っている辞書(32点) と 必要に応じて高い頻度で使っている…
イカロスさんの「通訳翻訳ジャーナル」2021年春号が、辞書を含めた「調べもの」を特集しています。 通訳翻訳ジャーナル 2021年4月号 発売日: 2021/02/20 メディア: 雑誌 「アンケートから探る翻訳者の辞書事情」(p.52~)は、アンケートに答えただけで何も…
昨年出た訳書『機械翻訳:歴史・技術・産業』を、山本貴光さんが専門誌『数学セミナー』で取り上げてくださいました。 数学セミナー 2021年1月号 通巻 711号 SFと数理科学 発売日: 2020/12/11 メディア: 雑誌 毎回3冊ずつ書籍を紹介なさっている「これが示し…
昨日は「特作」という大正~昭和的な言葉を見つけてつい遊んでしまいましたが、今日は今日で、日本語の類語辞典を調べていて、おもしろい言葉を見つけました。 それは、「なだめる」という言葉の類語を探して、EBWin4で『日本語大シソーラス』(初版)を引い…
feature film という言い方があります。もちろん、「長編映画」のこと。 なんで "feature" なのかというと、もともとは長短とりまぜて何本か上映するなかのメインだった(特にサイレント映画の時代)からだそうです。ただし、長さの条件はいろいろで、英語版…
昨日書いた they の話。 まだ読了していなかったこの本でもたしか言及されていたはず……と思って、ちょっと確認してみました。 ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険 作者:コーリー・スタンパー 発売日: 2020/04/13 メディア: 単行本
Clubhouseという音声SNSアプリに、こんな通知が届きました。 伏せ字にしてる人、実は最近しばらく会ってなかった知り合いだったので、本当はゆっくりおしゃべりしたかったんですが、それはさておき、下線を付けた they の話です。 ご存じのとおり、最近の英…
「いよいよDAYFILERがだめになった」という投稿をFBで見かけたので、3年前のこの記事、 baldhatter.txt-nifty.com の更新版を作る必要がありそうです。 DAYFILERといってもモデルがいくつかありますが、翻訳者の間でユーザーが多そうな、 DF-X10001SR-G9003 …
こんなTwitter投稿を(Facebook経由で)見かけました。けっこう前からときどき見かけるミームですが、改めて印象的ではあります。 専用ワープロの話を見かけると、つい語りたくなるのがこの世代です^^;
昨年は、世の中のいろいろなイベントと同様、翻訳フォーラム恒例のシンポジウムも中止せざるをえませんでした。 今年は、オンラインで開催します。 5月16日(日) の予定です。詳細は、決まりしだい以下の翻訳フォーラム告知サイトで告知しますし、こちらの…
英語に関するある本を読んでいたら、単数形・複数形の話にこれが出てきたので、ちょっと調べてみました。もちろん、コンピューターに使う mouse のことです。 現行の英和辞典では、mice と mouses の併記が優勢と言っていいようです。 まず、三大英和辞典か…