こちらも、告知から時間があまりないのですが、カセツウさん主催のセミナーで辞書についてお話しします。
4月23日(火)14:00~16:00
です。
上の案内ページにもありますが、今回は4/23の「Part1 基礎編」と、日程は未定ですがそれほど遠くないうちに「Part2 実践編」を続けて開催します。
「翻訳者として辞書を選び使いこなす Part1 基礎編」
4月23日(火)14:00〜16:00
- 事前質問への回答から
- 訳が辞書を引くということ
- 辞書の特徴〜さまざまな観点から〜
- 複数の辞書を引く理由
- オンライン辞書で気をつけること
- これからそろえる辞書環境
「翻訳者として辞書を選び使いこなす Part2 実践編」
日時未定
- 英和辞典と英英辞典
- 国語辞典
- 辞書の引き方・読み方
- 辞書を引き比べながら見えてくること
- 辞書からどう訳文を作っていくか
という内容でお届けする予定です。
まず、Part1ではあえて
思い切り基本から
解き明かそうと思っています。
カセツウの酒井秀介さん*1からそういう方向でとご提案があったのが理由のひとつですが、前の記事で書いた「ぺんさん」のブログ記事も、たまたま重なりましたが、理由のひとつになっています。
後で書くように、もうだいぶあちこちで辞書の話はしてきたと思うのですが、それでもまだ「収録語が多い辞書ほど良い辞書か?」とか、「ネット検索だけではダメなのか?」という質問が出てくるところを見ると、やはり超基本のところは何度でも繰り返し伝えていくべきなんでしょうね。
そこで今回の「Part1 基礎編」では、事前質問や「よくある質問」に対する回答から始めて、
- 辞書引きのハートマンモデル
- 大型・中型・小型・学習の各辞書の存在意義
など、今まであまり詳しく扱ってこなかったところから始めるつもりです。
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さて、私が同業者の前で辞書について話すようになったのは、ざっくり10年くらい前からなんですね(もう少し前から、こまごまとは話していたかもしれませんが)。それ以来、いろんなところで辞書について話したり書いたりしてきました。その間に、私自身の考え方も少しずつ変わってきているので、昔と今とでは、言っていること/書いていることが違っています。いちばん新しい考え方は、こちらにも書きました。
今後しばらくは、これに書いたようなスタンスが基本になるはずですが、具体的にどんな内容で話すか方向性決めるために、これまでに自分が話してきたイベントを整理してみました。
- 翻訳フォーラム
- 日本翻訳連盟(JTF)
- 日本翻訳者協会(JAT)
- サンフレア・アカデミー
- フェロー・アカデミー(録画配信)
- 各種の勉強会
などで、通算50~60回くらい話してきたようです。平均すると1年間に5~6回くらいずつというところ。
このうち、フェロー・アカデミーの録画配信は、1回録画すると同じ内容を1~2年くらい配信していて、それから差し替えるという形式です。今までに5シーズン分を繰り返してきました。
コロナ以降は頻度もやや下がっていたので、基本の話をするのは久しぶりです。平日の昼間ではありますが、アーカイブ配信もあります。
お申し込みは、トップに張ったカセツウさんのページからどうぞ~。
*1:酒井さんについて説明していませんが、カセツウさんのページを見ていただければお分かりいただけると思います。翻訳業界ではちょっと変わった立ち位置かもしれませんが、かなりおもしろい方です。