先週から今週にかけて、フェロー・アカデミーの春季コース(中級2クラスと上級1クラス)が始まりました。
今日始まったクラスで、ある単語をきっかけに「きかんしゃトーマス」の話を持ち出した方がいらっしゃったので、思い出すまま、その話を書いてみようと思います。
『きかんしゃトーマス』。
お子さんがいてもいなくても、名前くらいはご存じですよね。大井川鉄道を走っている「きかんしゃトーマス号」も有名です。
わが家でも、1990年生まれの長男がちょうど対象年齢ぴったりで、2~4歳の頃は長男自身も私もけっこうなファンでした。
トーマス関連の玩具もたくさん買いましたが、原作本もひととおり読んでいます。
……30年前はもっと安かったはず……。
もちろん、日本で有名になったのはこの原作本ではなく、フジテレビ『ひらけ!ポンキッキ』のコーナーとして放映された人形劇のほうでした。
日本語版では、森本レオがナレーターを務め(これが実にいい声でした)、各キャラクター(機関車たち)にも戸田恵子や堀川りょう、内海賢二、森功至……と、そうそうたる声優が声を当てていました。
でも実は、
英語版ではナレーターのひとり語り
だってご存じでした?
しかも、ごく初期だけですが、ナレーターはなんと、元ビートルズの
リンゴ・スター
だったんですよ。
YouTubeの公式チャンネルで第1話を見ることができます。
リンゴのナレーション、なかなか味があると思いません?
私がなんでこれを知っていたかというと、長男がいちばんはまっていた頃、社員旅行で遊びにいったハワイで何件かレコード屋さんを探して、当時売っていたVHSの英語版を入手したからです。
声優をそろえた日本語版ももちろんいいのですが、森本レオのひとり芝居版というのも見てみたかった気がします。
ちなみに、息子と一緒に私がこれにはまっていたのは、イギリスで作られた人形劇――スーパーマリオネーション――の系譜にあったからです。そのスーパーマリオネーションの代表作『サンダーバード』にも、長男は同じ時期にしっかりはまっていました。