福岡・中州の老舗映画館「大洋映画劇場」が、本日いっぱいでその歴史に幕を閉じました。
本当は、閉まる前にぜひ行きたかったのですが、いろいろあって果たせませんでした。
といっても、ここには二度行ったことがあります。初めて訪れたのは2016年秋のこと。福岡翻訳勉強会のイベントに参加したときでした(宿泊がすぐそばのエクセルホテル東急だった)。このときまでまったく知らなかったので、今どきこんな素敵な雰囲気の単館があるのか~と感動しました。ただ、スケジュールの関係で中に入ることはできませんでした。
翌2017年にも同じ勉強会にお邪魔したので、このときはあらかじめ予定に入れておき、しっかり行ってきました(観たのは、たまたまこのときかかってた『エイリアン: コヴェナント』)。
ほれぼれするくらい立派な建物でしたよね。中に入ると―
最近のシネコンではまずお目にかからないロビー。壁には、往年の名画や名俳優たちの写真が貼ってあります(そういう装飾は今の映画館でも見かけますね。池袋のグランドシネマサンシャインとか)。
そして、劇場内も実に優雅な作りでした。たしか、このイスにはかなりお金をかけていたはずです。
経年に伴う老朽化ということですからやむをえないのですが、やはり寂しいものです。