日記・コラム
先週金曜日の27日、4年ぶりでリアル開催となった翻訳祭(会場の部)が無事に終了しました。 久しぶりにお会いする方、この4年近くの間にZoomで知り合ったためリアルでは初めてお会いする方、いろいろな方に対面でお会いできたのは、やはり何者にも換えられな…
いよいよ、JTF翻訳祭が明後日に迫りました。 ということであまり時間がないので、5回目ですがネタはひとつだけ。 ■ 「コロナ「差別」に言葉であらがう」(p.136~)より 同様の例に、「感染が発覚した」という表現がある。「発覚」は「隠していた悪事・陰謀…
ネタにしている本も軽いノリなので、記事も気楽に続けられるようです。 ■ 「「コンビ二」に立ち止まれ」(p.82~)より [パソコンの]学習能力によっては「コンビ二」と出る。「コンビ」と「二」を分けて変換してしまうのだ。 カタカナ語の一部にカタカナ以…
その3まで来ました。これで終わったら、まさに三日坊主。 ■ 「広辞苑に載った「エロい」に興奮」(p.76~)より しかしまさか『広辞苑』で「エロい」が見出し語になるなんて! 2018年発売の第7版で初めて入ったのを発見し、年がいもなく興奮しました。 それ…
昨日始めたシリーズ、その2です。 昨日は「気になったところメモ」と書きましたが、そうとは限らず、単に連想したもろもろのことなども書き綴っています。
毎日新聞出版から8月に出たこの本。 校閲至極 作者:毎日新聞校閲センター 毎日新聞出版 Amazon 構えて読むような内容ではなく、食事するときとか仕事の休憩時間とかに読むのにちょうどいい。これを、いつものように付箋付けながら読んでいるわけですが、とき…
アメリア会員の方には、会員向けの月間誌『Ameria』10月号が届いていることと思います。 10月号には、私が担当している「定例トライアル<IT・テクニカル>」の課題文が掲載されています(p.16)。そして、そのページにある「課題について」という囲み記事に…
本日は「翻訳の日」なので、本当は翻訳に関する話を書くべきですね。 でも、なんだか最近はそういう話をまったく書けなくて(書くネタはいろいろありますが)、このままだと9月の記事がゼロになってしまうので、ただの雑談でお茶を濁すことにします。
旧ブログの時代から含めて、こちらでも年始のご挨拶を続けてきましたが、今年は喪中につき、控えさせていただきます。昨年6月30日に実父が他界しました。88歳で、1月2日の誕生日には米寿の祝いを送ったばかりでした。 ということで、あらためて、旧年中はい…
※今回もあらかじめお断り。いろいろと個人名が出てきます。ご本人たちには無断ですが、なにとぞご了承ください。 ひとつ前の記事で、日本翻訳連盟(JTF)理事の入れ替わりについて書きました。JTFの「これから」の話です。 ついでといってはなんですが、日本…
※あらかじめお断り。今回は、いろいろと個人名が出てきます。ご本人たちには無断ですが、なにとぞご了承ください。 昨日、日本翻訳連盟(JTF)の総会が開かれました。 www.jtf.jp 今年は任期2年の理事改選に当たる年でもあり、特に個人理事の顔ぶれが大きく…
いったん、しおりを挟みます。 ということで、三省堂書店の本店が建て替え工事に入る。今日、閉店ぎりぎりの姿を見にいってきた。 中高生の頃(1970年代)には、ここに建っていた旧本店によく通った。特設サイトの写真にもある、三階建ての建物だった。 jinb…
新年あけましておめでとうございます。 昨年の秋以降、COVID-19もだいぶ落ち着いてきて、年末には2度、久しぶりに同業者どうしで飲み会(といっても小規模)がありました。が、年末あたりからにわかに雲行きが怪しくなってきています。ここからはまた要注意…
昨日から読んでる本。 いつもの言葉を哲学する (朝日新書) 作者:古田 徹也 朝日新聞出版 Amazon タイトルだけ見ると川添愛さんの『ふだん使いの言語学』と似ているが、方向性はだいぶ違う。 詳細は書かないが、雑誌連載と書きおろしで構成されてるので、テー…
前の記事に追加するつもりでしたが、記事を改めました。 私の手元には、最新版である『記者ハンドブック 第13版』のほか、第7版から第12版までの記者ハンがあります。 記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集 作者:一般社団法人共同通信社 共同通信社 Amazon…
先日、鬼の首を取ったようにこうツイートしてしまった。 新明国、第七版と、第八版でも直っていない誤字見つけた~。進取「―の気象に富む」 — 高橋聡/禿頭帽子屋@日本翻訳連盟40周年 (@baldhatter) 2021年10月26日 つまり自分の語彙としては「進取の気性」だ…
井上ひさしの『私家版 日本語文法』を再読している。 私家版 日本語文法 (新潮文庫) 作者:ひさし, 井上 新潮社 Amazon 元の単行本は大学時代に読んでいて、たぶん今も倉庫に眠っているはず。改めて読むとやはり実におもしろいのだが、その話はまたいずれ。 …
いきなりタイトルからそれますが、日本翻訳連盟(JTF)の翻訳祭は、今年もすべてオンラインで、2週間をかけて開催されます。 www.jtf.jp 今年も、個人翻訳者と翻訳会社の双方にとってお役に立ちそうなプログラムをがんばってそろえていますが、なかでも個人…
7月はなぜか発注ラッシュで、新しい記事をまったく書けませんでした。今も状況はあなり変わらないのですが、1か月以上の放置は心苦しいので、過去のネタを紹介するという安直な方法に走ることにしました。
同業者の松本佳月さんが開いている YouTube の「Kazuki Channel」。 www.youtube.com 「翻訳者になるまで」というテーマで、これまでも何人かの同業者が登場なさいましたが、今回はとうとう私の番になりました。 www.youtube.com ここから始まって、全5本、9…
先週から今週にかけて、フェロー・アカデミーの春季コース(中級2クラスと上級1クラス)が始まりました。 今日始まったクラスで、ある単語をきっかけに「きかんしゃトーマス」の話を持ち出した方がいらっしゃったので、思い出すまま、その話を書いてみようと…
新年あけましておめでとうございます。 余談を、もとい予断を許さない日々が続きますが、本年もよろしくお願いいたします。 2020年の振り返り 昨年は、世界中がとんでもない災厄に見舞われた一年でしたが、個人的にも、3月に硬膜下血腫で緊急入院・手術とい…
古い新潮文庫から、こんなチラシが出てきました。 発行は「’85-9」つまり昭和60年9月。同年11月に刊行された『新潮 現代国語辞典』 の刊行を告げる予告チラシです。 この辞典、現行の小型国語辞典のなかではどちらかというと重厚、やや古風な印象なのですが…
本日は、みんな大好き^^; 文房具のお話です。 むかしは「付箋"紙"」という言い方もありました。今でも紙製の付箋"紙"は売ってますし、それはそれで使うわけですが(大量の答案とかゲラを扱うとき)、本を読みながら貼るときは、もっぱらプラスチック製のを使…