# 「手首」、学研の国語辞典、辞書デー

痛ましいニュースなのでいささか気は引けるのですが、言葉の問題に限定ということで引用をご容赦ください。

nordot.app

この「手首」という言葉の使い方にふと疑問が湧きました。

そこからいろいろと国語辞典を調べまくり、Twitterでも助言をいただいたという話をしますが、最終的には何が言いたいかというと、
国語辞典は実に個性豊か
なので、翻訳者の皆さんもその
個性を知って楽しく国語辞典を引こう
ということです。

そして、1/29の「翻訳フォーラム式辞書デー」で、私のコーナーではそういう国語辞典の話をします。

passmarket.yahoo.co.jp

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#『ジーニアス英和大辞典』も物書堂アプリが最新

昨日から今日にかけて、物書堂版『研究社 新和英大辞典 第5版』の物書堂アプリ版から気づいたことを書きましたが、同じ物書堂から昨年末にリリースされた『ジーニアス英和大辞典』(G大)も、どうやら最新らしいことが分かりました。www.monokakido.jp

こちらのほうがリリースは先だったので、キャンペーン割引販売は明後日1/7までです(通常価格 10,000円→特別価格 7,000円)。

具体的に変わったのは、「用例プラス」が追加されたことです。しかも、学習英和である『ジーニアス英和辞典 第5版』(G5)より増えています※。

※私が比較に使ったのはLogoVista版のG5です。それより後に出た、たとえば物書堂版G5は未確認ですが、LogoVista版と同じらしいご報告をいただいています。

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#『研究社新和英大辞典 第5版』、収録データの謎

昨年の12/18に書いたように、baldhatter.hatenablog.com

昨年末には物書堂アプリの新タイトルが相次いで発売されました。そのうちの目玉のひとつが、今回のタイトルにもある『研究社新和英大辞典 第5版』です。www.monokakido.jp

私も先ほどダウンロードし、「見出し」と「用例」の2種類の検索モードがあることを確認しました。見え方は異なりますが、これまでEPWING版/LogoVista版でできた

  • 和英大辞典を逆引きして英和辞典のように使う
  • 和英大辞典を国語辞典として使う

などのやや変則的な引き方も可能です。

さて、それはいいのですが、この辞書の収録データのことが、改めて気になりました。以下にちょっとまとめてみます。

 

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# 謹賀新年 - 2022年

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新年あけましておめでとうございます。

昨年の秋以降、COVID-19もだいぶ落ち着いてきて、年末には2度、久しぶりに同業者どうしで飲み会(といっても小規模)がありました。が、年末あたりからにわかに雲行きが怪しくなってきています。ここからはまた要注意という年頭。

2021年の振り返り

昨年は、2020年のような大病もケガもなく無事に乗り切りました。そして、ついに60歳の大台です。あはは。

孫も無事に1歳の誕生日を過ぎ、歩き始め、片言も話すようになっています。たまにしか会いにいけませんが、近所の公園で一緒に遊んだりはできました。

大学4年の末っ子は、就職先も決まり、12月から一人暮らしを始めています(といっても、まだ連日のように行ったり来たり。年末年始もこっちで過ごしていますが)。

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そんな末っ子がずーっと作ってきた正月のおせちも、もしかしたら、今年が最後になるのかな……。

 

仕事のほうは、特に変わり映えしませんが、字幕案件がかなり増えてきましたね~。

フェロー・アカデミーの授業は完全リモートで続いています。おかげさまで、引き続き中級2クラス、上級1クラスという盛況。また、2020年は休講したアビリティ・インターナショナルさんの講座も今年は開講し、過去最大の受講生数となりました。

日本翻訳連盟(JTF)では、2020年も翻訳祭はオンライン開催。私自身も久しぶりに登壇するコマがあったほか、うれしいことに、川添愛さんを講師としてお呼びすることができました。なお、翻訳祭は、今年2022年も引き続きオンライン開催となることがすでに決まっています。

翻訳フォーラムは、2年ぶりにシンポジウムを開催できました。オンラインイベントとしてはかなりの長時間ながら、おおぜいの同業者にご参加いただきました。今年は、さっそく1/29(土)に「辞書デー」を開催する予定です。

 

今年2022年はどんな年になるのか、まだ何もわかりませんが、同業者のみなさんには、今年もまたよろしくお願いいたします m(__)m

# 長男の保育園時代

昨日から読んでる本。

タイトルだけ見ると川添愛さんの『ふだん使いの言語学』と似ているが、方向性はだいぶ違う。

詳細は書かないが、雑誌連載と書きおろしで構成されてるので、テーマ別に並んではいるものの、断章的なエッセイ風。

第一章の「7 「かわいい」に隠れた苦み」を読んでいて思い出したことがあるので、書き記しておこうと思う。

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# ネットの情報がいよいよダメになってきた

Windows iOSエミュレータ

というキーワードでネット検索してみた。理由は、前エントリの最後に書いたとおり。ところが、何らかの情報が得られる以前に、はたと考え込んでしまった。

ネットで、自分が必要とする正しい情報を得るのは、本当に難しくなってきた。

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