日本翻訳連盟(JTF)が、数年に一度の「翻訳業界調査」を実施しています。
翻訳業界の関係者(個人翻訳者、翻訳会社の方、発注側企業の方、その他)であれば
JTF会員・非会員を問わず
ご回答いただけます。
回答期限は11月13日(金)。
そして、ご回答いただいた方には、もれなく調査結果を進呈します。
翻訳に関する需要と予算(人間による翻訳も機械翻訳も含めて)は分かっておらず、推定もほぼ不可能と言える。企業からも行政機関からも、翻訳の予算について情報が出てくることはほぼないからである。そのうえ、翻訳者の多くは自営業なので、市場が1つにまとまっていない。およそ100億~1,000億ドル(約1.5兆円から11兆円[T1])という数字が随所で取り沙汰されているが、この数字も信頼性には乏しい。
上に引用したのは、9月末に出た拙訳書『機械翻訳:歴史・技術・産業』、第14章からの一節です。
ここに書かれているのは世界的な市場の話ですが、事情は日本国内でもまったく変わりません。JTFが数年に一度行っている業界調査は、そういう曖昧模糊とした「翻訳業界」について、唯一の資料です。
業界全体の景況はどうなのか、最近はどんな分野の発注が多いのか、そして翻訳者の収入ってどのくらいなのか……など、最新のデータがこの調査でそろい、ご回答くださった方には、そのデータがお手元に届きます。
特に今回は、コロナ禍による影響についても質目が追加されています。私たちが置かれている環境と現状を把握するために、貴重な資料となるはずです。ひとりでも多くの方にご協力いただければ、その資料の有用性はそれだけ高くなります。
回答はフォーム入力だけで済みます。
ぜひご協力ください!