#『死ぬまで使わない日本語』日記、その7

今日は、翻訳フォーラム・おうちでレクチャー③「今さら聞けない辞書の基礎」セミナー Part1 でしたが、深井さんのパートが終わってわたしが話し始めたとたん、家の警報器が鳴り出すというアクシデントが発生し、ちょっとバタバタしました。お聞きだった皆さん、お見苦しい/お聞き苦しい点があり、申し訳ございませんでした*1

さて、ちょっと飽きつつあるのですが、第2章「見ない・読めない熟語」(pp.53~83)に入ることにします。

逐電 ○

これは今でも使わない?

「何かを充電すること」と誤解する方もいるかもしれないが、~

いやいや、おらんやろ^^

 

誰何 ○

この言葉も、初めて聞いたのは英語の恩師に教わったときだったような気がする。しかも、「たそがれ=たそかれ(誰そ彼)」とセットだった。こんな風に、英語の恩師には、英語だけでなく日本語もたくさん習ったのだった。

ところで、交通系カードの SUICA はきっと「誰何」もかけてあるんだと思ったんだが、公式のプレスリリースによると

  • Super Urban Intelligent CArd
  • イスイ行けるICカード

この2つの意味しかないらしい。たしかに、誰何されていちいち止められたりはしないもんな……。

 

韜晦 ○

これはもう、ゆうきまさみの読者にはあまりにもなじみ深い。

脚注のふりをしてしっかり自作を宣伝しているゆうき先生であ~る。

ところで、この単行本、370円なんだよね。今だと、Kindle 版で583円もする。高騰したよなぁ。

 

蹉跌 △

まあ、耳なじんだ言葉ではあるが、最近はもう口にはしないか……。この本でも言及されているように、「蹉跌」といえば『青春の蹉跌』なんだけど、わたしにとっては原作小説より、やはり萩原健一が主演した映画版のほうが印象が強い。

今、この辺の映画って、配信で見られるんだろうか。

 

殷賑 △
怯懦 △
干戈 △
桎梏 △
狷介 △
指嗾 △

この辺は、あれだなあ。もちろん日常的に口にする語ではないんだけど、完全にパッシブボキャブラリーかというとそうでもなく、翻訳していて訳語の選択肢としてふと浮かんではあわてて追い払う、あたりにいたりする。

 

 

*1:火災報知器といっても火の手があったわけではなく、なんか空気が汚れてきたから換気せよというお達しでした。そんなことなかったんはずなんだけどなぁ。