プログラム紹介も、その21まで来ました。スポンサープログラムを除くと、これで最後です。
講演タイトルに「インバウンド」という言葉はありますが、観光の話ではなく、テーマは「医療通訳」です。しかも、登壇者が扱うのはどちらも中国語。つまり、インバウンドを語るうえで最も大きいセグメントのひとつです。
登壇者の一人めは岩谷季久子さん。中日・日中の翻訳者さんですが、医療通訳士の試験に合格したばかりだそうです。つまり、同じ言語を武器にして、これからは翻訳+通訳の二刀流でご活躍なさるのでしょう。
そしてもう一人は松永悠さん。岩谷さんから見ると、中国語の、そして医療通訳分での先輩ということになるのでしょうか。
中国語翻訳のニーズから見たインバウンドビジネスの変化を簡単に振り返り、近年求められている「よりDeepな Japan」のなかでもますますその重要性が認識されるようになった医療インバウンドに焦点を当て、医療インバウンドと切っても切れない医療通訳の世界について紹介する。
ということで、さらに後半ではこのお二人が対談なさいます。なかなかおもしろい話が展開しそうです。
そういえば、翻訳と通訳の兼業というと、2024年夏号の『通訳翻訳ジャーナル』がそれを特集していますね。
私など、もう最初から通訳なんてまったく無理と思っているのでアレですが、もっと若くて、これからキャリアを積んでいく人なら、翻訳+通訳のダブルって、いい道かもしれません。その意味でも、このプログラムは参考になりそうです。