連休中、炭水化物の摂取量が通常の3倍くらいになってしまいましたが、そこは忘れて、その15いってみます。
日本翻訳者協会(JAT)のプログラムです。JATは、JTFと協力関係にある翻訳者団体のひとつで、これまでの翻訳祭にも毎年1コマ、登壇してくださっています。
今年は、そのJATの分科会がテーマだということです。ゾーイ・ウーマックさんはエンターテイメント翻訳分科会(JATENT)の共同委員長、福井久美子さんは出版翻訳分科会(JATBOOK)の委員、宮原健さんは多言語分科会(JATOTH)の委員長です。
JATには、この3つ以外にもいろいろと分科会があり、活発度は少しずつ違いますが、個人翻訳者みでいろいろな活動を展開しています。こちらのページにリストがあります。
来年2025年には創立50周年を迎えるJATのお三方が、JATの紹介も兼ねて、各担当分科会の活動について語ってくださいます。
日英英日の言語ペアの枠を越えた翻訳分科会(JATOTH)も立ち上がった。JATENTでは、ゲーム・字幕等、エンターテイメント分野の翻訳者が日英英日の知見を共有する。JATBOOKでは、儲からない、と言われながらも、いつかは出版翻訳をしたい、という翻訳者の背中を押しながら、出版翻訳の現実に迫る。
JTFは、翻訳会社、個人翻訳者、ソースクライアントの三者がいる団体ですが、JATは個人翻訳者だけから成る団体です。しかも、日本人だけでなく非日本語ネイティブの会員も多いのが特長(創立の経緯が関係しています)。興味がある方は、ぜひこのプログラムを聞いてみるといいと思います。なお、ゾーイ・ウーマックさんの部分は英語で行われますので、その点だけご注意ください(通訳や字幕は付きません)。
ところで、JATも毎年イベントを開催しています。それが英日・日英翻訳国際会議(IJET)です。日本国内各地と海外都市とで交互に開催しています。その点も、この団体の性格をよく表しています。今年はカナダのトロントでしたが、来年のIJET-33は福岡で開催されることが決まっています。