昨日までで、基調講演と通常セミナー合計21のプログラムについては紹介が終わりました。でも、プログラムはこれで終わりではなく、実はまだ会場でもオンデマンドでも「スポンサーセミナー」があります。
ダイヤモンドスポンサーとして協賛してくださった企業の中の人が登壇し、翻訳業界の最新技術を取り上げつつ、もちろん各社の宣伝もなさるようです。例年、内容によってはスポンサーセミナーもけっこう人気があるので、ここでもいちおう紹介しておこうと思います。内容については基本的にノーコメントということで。
RWSグループのセミナーです。上のリンクは会場の分ですが、オンデマンドでも同じ内容の配信があります。
こちらは、Phrase(かつてのMemsource)。オンデマンドのみです。
memoQも、今やスポンサーセミナーの常連。やはり会場とオンデマンド配信の両方があります。登壇者は、おなじみの三浦陽さんと、糸目さん~。
XTMですね。こちらは、講演タイトルに「AI」の文字がありません。会場とオンデマンド配信の両方があります。
(株)アスカコーポレーションです。 関西大学の方とコラボするようです。こちらは会場のみです。
同じく(株)アスカコーポレーションで、会場とは違うプログラムをオンラインのみで配信します。これはなかなか意欲的ですね~。
最後は、翻訳センター。これもAIではなく特許翻訳の話だそうです。特許方面の方は、注目かもしれません。
9/30の記事でも書いたように、スポンサーセミナーは、会場とオンデマンドをあわせて10のプログラムがあるうち7つまでが「AI」を取り上げています。それがどういう意味をもつのか、私たち翻訳者は、これからますます自分で考えていかなければいけません。
考えるためにはデータが必要です。AI の最新情報を知る目的で、技術面なら会場でこのプログラムもあります。
一方、スポンサーセミナーでは、実際にAI を "活用" している現場の話が聞けるようです。もちろん、PR要素は何割か入るかもしれません。それでも、そこを割り引いてリアルな現状は垣間見ることができそうです。場合によっては、話の端々から各社の翻訳に対する意識もうかがえるかもしれません。
個人翻訳者も、スポンサーセミナーはそういう観点から注目するとよさそうです。