#『使える! 用字用語辞典』の物書堂版が出た!

2年ほど前、旧ブログでこちらを紹介しました。

参考記事:禿頭帽子屋の独語妄言 side A: #『マスコミ用語担当者がつくった 使える! 用字用語辞典』

 

『共同通信社 記者ハンドブック』などのように、お客さんに指定されることはまずないので、使用頻度は高くありませんが、商標かどうかを調べたりするときには便利です。

なんと、これが物書堂に入りました。いわゆる辞書とは違うので、なかなか意表を突いた展開です。

www.monokakido.jp

もちろん、一般の辞書と同じようにも使えるのですが、「付録」が充実しています。

「付録」のメニューは以下のとおり。

このうち、書籍版でも付録として収録されていたのは
・マスコミ常用漢字表
・自体が問題になる表外漢字表
・中国簡体字表
だけなので(上のメニューで、2番目のかたまりがそうですね)、それ以外は物書堂アプリならではの機能ということになります。

 

たとえば「重言」を開いてみると

数は多くないので、けっして網羅的ではありませんが、逆に自分が使っているチェックツールのリストにこれをすべて登録してチェック対象にするという使い方もできそうです(ATOKユーザーで記者ハンドブックもセットしていれば、そちらでも重言はわりとよく拾ってくれます)。

そして、「登録商標」はこんな感じ。

このほか、「意味に注意」とか「表記の使い分けの注意点」「誤用・誤り形」なども、ときどき眺めておくとよさそうです。「文化庁「国語に関する世論調査」の調査語句」もうれしい。

 

ということで、物書堂さん、またやってくれました。

定価の2,400円も十分にリーズナブルですが(書籍版は2,300円)、11/4まではセール価格で2,000円です。