業務用ではないNiftyアカウント(つまり、このブログのプロフィール欄にも書いてあるほう)に、こんなメールが来ていた。
十中八九スパムだと思ったが、念のため調べてみると、Niftyがほぼ1年くらい前にサイトで警告を出していた。
そっか。ウチには流行からこんなに後れて届いたのかw
1年ほど前に出回ったときは、こんな文面だったらしい。
文中に「クオーター」と「クオータ」が混在しているあたりが残念で、それに比べると、今回ウチに届いた文面はそれより進化したらしい。
日本語のカタカナにすると長音記号の違いしかないが、その表記に対応する英語は違う。
「クオーター」は quarter
「クオータ」は quota
quarter のほうは中学生でも知っている単語だと思うけど、quota はわりと文脈が限られているだろう。
1 : an official limit on the number or amount of people or things that are allowed
2 : a specific amount or number that is expected to be achieved
【Merriam-Webster Learner's】
という意味で、訳語としては「割り当て」「持ち分」「分担額」などとなる。カタカナで「クオータ」または「クォータ」と書かれるのは、だいたい IT 系の文脈だ。IT 文脈でも分野によって多少の違いはあるかもしれないが、おおむねこれでいいだろう。
ちなみに、quota の語源は quot =how many とか、その辺らしい。quote/quotation とか、quotient(指数、商)あたりが同根。
それにしても、冒頭のスパムメール。こんな専門用語を使った文面じゃ、知らない人にはまったく意味不明で、スパムとしても用をなさないんじゃないだろうか。