しばらく前から、不定期に右の大腿部に痛みを感じるようになり、観てもらったら、軽い坐骨神経痛の症状ではないかとのこと。しばらく通院します。
ということで、その6にいきますが、なんかちょっと飽きてきました ^^;
取り上げられている素材はまあまあなんですが、ひとつひとつの扱い方が浅いので、以前の『校閲至極』より、ツッコミのしがいがないのかもしれません(それを承知で買った本ではある)。
むしろ、いま読んでいるこちらの本がおもしろくて、その話を書きたくてしかたがない。
第1章「見かけも意味も不可解な言葉」(pp.11~52)が終わったら、あとは本当におもしろいのだけ拾って終わりにするかもです。
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ストックホルム症候群 ○
これは、推理小説とか映画の周辺でふつうに見かけるし、使う語彙。
人間の心理の不思議さを表す現象ではあるが、あまりおもしろく扱っていい話とも思えないので、次にいこう。
トリレンマ △
まあ、英語で「ディ-(di-)」があるなら「トリ(tri-)」もあるよね。そして当然「ポリ(poly-)」もあるのだ。そして、後半の lemma は、数学用語になると「補助定理」「補題」という用語になるそうなので、そちらには近づかない。
だが、言語学方面の「レンマ」になると、これはなじみのある語彙になる。
モキュメンタリー △
まあ、mock + documentary なのはわかるが、そんなことより「モキュ」という語感が気になってがない。わが家的には、ひつじのチーズを食べたときの食感が、もう、
モキュ
なのだ。特に、このお店の「ひつじのチーズ」。食べてもらえば、きっとわかると思う。
やくざ踊り ×
これは完全に初耳。
やくざ踊りとは、戦後の農村で流行ったもので、ヤクザの格好をして流行歌に乗せて踊る踊りである。(中略)着物を着て菅笠をかぶった時代物のヤクザの格好である。すぐに歴史から消え去り、やくざ踊りという言葉はわずかな文献にしか残っていない。
そうだろう。ジャパンナレッジの全文検索でもヒットしない。筆者は、こんな語彙をどこから拾ってきたんだろう。
さて、第1章はここまでで、次からは第2章「見ない・読めない熟語」(pp.53~83)になるのだが、さすがに「見ない・読めない」ものはほとんどない。ので、ネタにしてもそれほどおもしろくないのだ。次回から、わたしに見てネタにしたいものだけ拾っていくことにする。