翻訳祭プログラム紹介、その5をお届けします。
このプログラムからが、会場2日目の午後の部です。
・10/25(金)13:30~15:00
・越前敏弥さん
・「コロナ以降の出版翻訳」
越前さんは、数々の翻訳と著述で知られる一方、翻訳とりわけ出版翻訳の将来を考えて精力的に活動し、絶えず情報を発信しています。また、後進の指導にもたいへん熱心なので、朝日カルチャーセンターをはじめとする講義や講演会などでお話を聞いたことがある方も多いと思います*1。
ちょうど10年前の2014年には、日本翻訳者協会(JAT)の年次イベントIJET-25(英日・日英翻訳国際会議、東京)でもご登壇をお願いしましたが、JTFでのご登壇は初めてです(私の知る限りですが、そのはず)。JTFは、個人翻訳者だけではなく翻訳会社の会員も多く、全体的に産業翻訳に寄った業界団体だからというのも一因かもしれません。
だからといって、出版翻訳をまったく視野に入れていないわけではありません。個人会員のなかには出版翻訳にも携わっている翻訳者がいます(最近は私もそうです)し、産業翻訳で生活しながら出版翻訳の勉強を続けている会員も少なからずいるからです。
しかも、越前さんは
ご出身が石川県
です。今回の金沢開催が決まった瞬間から、お呼びしようと決めていました。
発行部数と印税率、小ロット重版、電子出版、古典新訳、企画持ちこみ、などなど……。そのなかで現状の輪郭がかなり見えてくるだろう。
ということですので、かなり具体的な話をうかがえるのでは、と楽しみにしています。
こちらのプログラムも、事前質問を受け付けています(9/30まで)。出版翻訳に興味がある方は、ぜひご質問をお寄せください!
*1:私自身、何度も拝聴していますし、7月と8月には越前さんの講義の一環として朝日カルチャーセンターにお邪魔しました