翻訳祭プログラム、その4いきまーす。
・10/25(金)10:30~11:30
・永田昌明さん(日本電信電話株式会社上席特別研究員)
・「LLM翻訳の最前線:多言語・話し言葉・文学の翻訳とその評価について」
いまや避けては通れないAI(人工知能)と機械翻訳(MT)の話。今回の翻訳祭では、そのどちらでも根幹の技術となっている大規模言語モデル(LLM)について、最前線の研究者から話を聞きます*1。
翻訳者としても翻訳会社としても、AIやMTをどう考え、どう使うかはそれぞれの考え方と立場によってさまざま。それでも共通しているのは、そこで使われる技術について最新の動向を把握しておくべきだということでしょう。この世界の進歩は目まぐるしいので、利用するにしても闘うにしても、相手を知らずには済まされないからです。
本講演も、概要に
マルチメディア翻訳や長文翻訳の可能性を探るために、翻訳単位は文ではなく段落とし、翻訳対象として音声と文学を追加した。また人手による翻訳精度の評価方法として、MQMを簡略化したESA(Error Span Annotation)を採用した。
とあるとおり、LLMの最新情報を勉強するのにうってつけです。
なお、ここまでにご紹介したその1~その3までが、翻訳祭2日目となる10月25日(金)午前中のプログラムです(いずれも1時間)。
午前中のプログラムが終わると、11:30からはランチタイムです(13:30までの2時間)。せっかく金沢まで行くのですから、皆さん、ぜひおいしいものを召し上がってください。
参考までに、こちらは下見に行ったとき駅前で食べたお寿司ランチ^^;
*1:スポンサーセミナーまで含めると、AI/MTの話はそれなりの数がありますが、それを除くと今年はあまり多くありません