「インフォーマント」ってどのくらい通用する言葉なのかな。英語はinformantで「情報提供者」のことだけど、特に、文化人類学者などがフィールドワークするとき、その現地の文化や言語について情報を提供してくれる人をいう。
インフォーマント選びに失敗すると、フィールドワークは大変なことになったり失敗したりする、という話を文化人類学の授業で聞いたような気がする。つまり、インフォーマントの知識が偏っていたり間違っていたりすると、正しい情報が得られないということだ。
対話しながらいろんなことを言ってくるチャット型の生成AI って、要するにネイティブのインフォーマントと考えればいいんだよね。
個人より情報源は多くていろいろ物識りなんだけど、それでも知らないことは知らないし、間違ったことも言ったりする。詳しいことに関しては、聞いた以上のことをまくし立てる。問い返していくうちに、自信なさげになってきたり、前の答えを訂正したりする。でも、それなりの根拠があれば、がんばってそれを押し通そうとする。
それを聞いて、どう受け取り、どう解釈り、どう使うかは、あくまでもフィールドワーカーであるこちらの責任。
だったら、やっぱり常用する生成AI には、何か名前を付けてやったほうがいいのかもしれない。何にしようかな。やっぱ
マービン
かな。