# 年始のご挨拶―2023年

旧ブログの時代から含めて、こちらでも年始のご挨拶を続けてきましたが、今年は喪中につき、控えさせていただきます。昨年6月30日に実父が他界しました。88歳で、1月2日の誕生日には米寿の祝いを送ったばかりでした。

ということで、あらためて、旧年中はいろいろとお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。m(__)m

昨年はCOVID-19がすこーし緩んだこともあって、秋には夫婦で奈良に、単独で京都に出かけることができました(2020年にも2021年にも旅行は行ってるのですが)。秋以降には、リアルで人と会える機会も増えましたし、このまま元どおりになることを祈るばかりです。

仕事方面ではそれほど大きな変化はありませんが、1年に2冊も書籍翻訳の機会があったため、年収にけっこう響きました。そのうち1冊は6月末に無事刊行

「数学の話はあまり出てこない」と筆者自身が書いているわりに、部分的にはかなりの高等数学が出てきて苦労させられました。

もう一冊は、こちらも日経BPさんから、たぶん遠からず出るはずです。

それから、年末に1つ前の記事でもお伝えしたように、翻訳者のためのパソコンスキル本も出ます。初めての単著です。

フェロー・アカデミーの授業はすっかりオンラインが定着し、中級2クラス、上級1クラスというパターンが続いています。

翻訳フォーラムでは、1月19日に「辞書デー」、6月26日に恒例の「翻訳フォーラム・シンポジウム」、12月18日には「辞書の引き比べ」と大きなイベントが、こちらもオンラインで開催されました。「辞書の引き比べ」のときは、見坊行徳さん、稲川智樹さんともいろいろとお話しできたのが感動でした。

日本翻訳連盟(JTF)の第31回翻訳祭は、10月にやはりオンラインで実施。久しぶりに私自身も1コマ担当しました(正規表現の話)。

そのほか、7月23日にはイカロス主催のオンラインイベントでマイク関根さんとの対談、9月25日にはHuman Powered勉強会で機械翻訳研究者の隅田英一郎さんとの対談がありました。また、11月29日には、図書館総合展という大きなイベントの一環として、ジャパンナレッジの運営会社ネットアドバンスさんに呼ばれて、ジャパンナレッジの話をしました。

個人的には、11月の京都で「乙嫁展」にようやく行けたのが最大の収穫。次の開催地の秋田にも行きたいというくらい素晴らしい展示でした。

 

今年は、さらにCOVID-19が落ち着いて、リアルのお出かけや集まりが増えることを願いたいですよね。

同業者の皆さんも趣味系の皆さんも、なにとぞよろしくお願いいたします。