# 速報―翻訳フォーラム・シンポジウム2022開催決定!

今年も、翻訳フォーラム恒例の「シンポジウム」開催が決まりました。オンライン開催としては、昨年に続き二度目となります。

6月26日(日)

です。時間帯は確定していませんが(たぶん午前中から夕方まで)、まずはこちらの日程をお伝えします。そして、タイトルテーマも決まりました。

翻訳者の頭ん中ふたたび

です。告知動画もできました。


www.youtube.com

なんで「ふたたび」? と思った方は、続きをどうぞ。

翻訳フォーラムシンポジウム、実は今年でちょうど10年目を迎えます。なかには、すべて聞いてくださった方もいらっしゃると思いますが、そんな昔のことは知らない、という方も増えていそうです。

この10年間(回数としては8回)に、翻訳フォーラムシンポジウムは、こんなタイトルテーマで開催してきました。

2012年 翻訳者の頭ん中
2014年 デイファイラーとコーパス
2015年 翻訳の話をしよう
2016年『翻訳のレッスン』刊行記念
2017年 直訳と意訳の間で
2018年 つなぐか切るか
2019年 足さない・引かない
2021年 力のつけ方・のばし方

これでお分かりのとおり、記念すべき第1回のテーマが「翻訳者の頭ん中」でした。今年はちょうど10年目ということで、初回のテーマに立ち返ってみようというのが基本の趣旨です。

私たち翻訳者は、十人が十人、百人が百人、違う頭の使い方をしています。

翻訳者って、何を考えて翻訳してるんだろう、どういう思考経路で原文を読み、訳文を書いているんだろう、どんな発想が必要なんだろう、逆にどういう考え方をしてはいけないんだろう、ツールは頭にどう影響するんだろう…… 自分は自分なりに頭を使っているわけですが、人それぞれなだけに、お互いの「頭の中」をうかがい知ることはできません。

そこで、偶然か必然か翻訳フォーラムという場に居合わせた4人が、それぞれの頭の中をちらっと見せたらどんなことになるのか――10年前のテーマのきっかけは、そんなことでした。

10年前に4人がどんな話をしたかは、また機会があればご紹介しますが、それから10年たった今、翻訳を取り巻く環境は大きく変わりましたし、それ以上に4人それぞれの仕事もだいぶ様変わりしました。そんな「10年後の翻訳者の頭ん中」は今どうなってるのか?そんなことを、いつものように4人それぞれが半日かけて語り尽くす予定です。

詳細な内容や、募集開始などについては、決まりしだいまたこちらでご案内します。今年もお楽しみに!