辞典・事典
1か月以上ぶりの新記事です。一昨日でようやく大きな山をひとつ超えました。 Macmillanの無料辞書サイトが、いつの間にかサービスを終了しています。現在は、以前のURLでアクセスしようとすると、Macmillan Educationのサイトにリダイレクトされて、こんなメ…
しまった……。5月は1回しか記事を書かなかった。 ということで、6月になってしまいましたが、気を取り直してEBWin4の機能と、「うんのさん」こと『ビジネス技術実用英語大辞典』の話をします。 今週、フェロー・アカデミーの上級クラスも授業が始まりました(…
おかげさまで、3/24に出た『翻訳者のための超時短パソコンスキル大全』は、まずまず同業者の間で好評のようです。 1秒でも長く「頭」を使いたい 翻訳者のための超時短パソコンスキル大全 作者:高橋 聡 KADOKAWA Amazon 発売直後は、カテゴリー「翻訳」「通…
去年の8月、Oxfordのオンライン辞書が有料化したことをご案内しました。 baldhatter.hatenablog.com このときも書きましたが、結局、従来のODE(Oxford Dictionary of English。OEDとは違うので念のため)に相当する無料辞書はなくなったようです。 この顛末…
ご案内していた翻訳フォーラムのイベント「比べて極める辞書の世界」が終わりました。個人的には、見坊さん・稲川さんとのフリートークをとても楽しませていただきました。 ご参加の皆さんにもご満足いただけたようであれば幸いです(アンケート結果待ち中)…
いよいよ、来週に迫ってきました。「比べて極める辞書の世界」。 すでにかなりの数のお申し込みがあり、本人も鋭意、資料作成中です。 ところで、辞書を比べるという話なら、国語辞典に限られますが、こちらの本も楽しく読めて、たいへん参考になります。 比…
1つ前の記事で紹介したイベント 比べて極める辞書の世界 (翻訳フォーラム・おうちでレッスンプラス第1弾) までちょうど1か月となりました。おかげさまで多くの方にお申し込みいただいておりますが、この辺で、 辞書を引き比べる って、そもそも何が楽しいの…
翻訳フォーラムが主催する次のイベントが決まりました。 題して、「比べて極める辞書の世界」。 辞書部屋チャンネルの見坊行徳さんと稲川智樹さんという素晴らしいゲストもお招きして、4時間たっぷり、ディープな辞書の話をします。 プログラムは以下のとお…
あちこちで物書堂の辞書アプリをおすすめしている私、ひとつお詫びしなければいけないことがあります。それは、 物書堂アプリには全文検索の機能がない という事実をちゃんとお伝えしていなかったことです。 もっと早く気づくべきでしたが、以下のような経緯…
2年ほど前、旧ブログでこちらを紹介しました。 マスコミ用語担当者がつくった 使える! 用字用語辞典 作者:安正, 前田,健一, 関根,昌, 時田,肇, 小林,順子, 豊田 三省堂 Amazon 参考記事:禿頭帽子屋の独語妄言 side A: #『マスコミ用語担当者がつくった 使え…
セイコーインスツル(SII)さんのサイトで告知が出たようなので(関山先生の投稿で知りました)、こちらでも紹介しておきます。 電子辞書修理および部品販売(充電池など)終了のお知らせ電子辞書製品の修理は一部機種のみ継続をしておりましたが修理部材の…
ふとしたきっかけで旧ブログと新ブログを改めて検索してみたのですが、なんと、Wiktionary についてちゃんとした記事がなかったことに、今さらながら気づきました。 en.wiktionary.org EPWINGデータなどを紹介するとき、何度か言及はしていたのですが……。と…
告知期間はあまり長くなかった気がするのですが、Oxford Lexico サイトに、ちょっと前からこんな予告が出ていました。 LEXICOというのは、OxfordLanguagesのサイト(https://languages.oup.com/)から無料で使えたOxford系の一般英英サイトでした。電子辞書…
世間ずれ という言葉が思わぬ意味で使われる現場に実際に遭遇した。発言者は、わが長男。先日たまたま帰ってきて雑談しているとき、「世間の常識とずれている」という意味で口にしたのだった。
しばらく前に、LogoVista辞典ブラウザー(閲覧ソフトのこと)がリニューアルしました。 ※画像をクリックすると新しいインターフェースの解説ページに飛びます。 ただし、このインターフェースはまだまだ開発途上で(詳しくは後述)、そのことはLogoVistaさん…
昨日の記事で、物書堂さんの「新学期・新生活応援セール」をご紹介しました。 これまでも、各種セミナーで物書堂の辞書は取り上げてきましたが、考えてみたら、具体的にどうやって使うのか、どんなところがいいのか、まとめて説明したことはありませんでした…
もうすでに始まっていますが、今年も物書堂さんが春のセールを実施しています。 www.monokakido.jp 『ランダムハウス英和大辞典 第2版』が 3,920円『ウィズダム英和・和英辞典(第4版/第3版』が 2,080円 などなど、かなりお手頃な価格になっているので、こ…
人名の発音=カタカナ表記 については、書籍の辞書もまだまだ活躍するとあらためて実感しています。 一般的ではない人名とか、詳しくない言語圏の人名の発音、というかカタカナ表記については、よく質問もいただくのですが、私自身100%確実といえる方法はもち…
前エントリでおおむねの見方は説明しましたが、もう少しWordNetの威力が分かる事例を挙げてみます。 お題は、マーケティング系のお悩み単語ナンバーワン、insight です。 語義が 4 つもあります。おそらく、どの辞書より細かい(OEDを除く)。
「翻訳フォーラム辞書デー」のフォロー記事、続いては WordNet に関する補足です。だいたいのことは旧ブログのこちらの記事に書いてありますが、整理と情報更新の意味で、新たな記事を書くことにします。 ●WordNetの本家はこちら。WordNet | A Lexical Datab…
前エントリ「# 今からでもそろうEPWING辞書」にコメントをいただきました。 日外アソシエーツの公式サイトにまだEPWING辞書を販売している(であろう)ページがあります。https://www.nichigai.co.jp/cdeb/bun04.htmlただわたしはここからは購入したことはな…
1/29に開催された「翻訳フォーラム式辞書デー」のフォロー記事をぼつぼつ書いていこうと思います。 まずは、今からでもそろうEPWING*1辞書データの話です。 ここでご紹介するデータを、辞書ソフト「EBWin4」に登録すれば、十分とはいえないものの、一定の辞…
痛ましいニュースなのでいささか気は引けるのですが、言葉の問題に限定ということで引用をご容赦ください。 nordot.app この「手首」という言葉の使い方にふと疑問が湧きました。 そこからいろいろと国語辞典を調べまくり、Twitterでも助言をいただいたとい…
昨日から今日にかけて、物書堂版『研究社 新和英大辞典 第5版』の物書堂アプリ版から気づいたことを書きましたが、同じ物書堂から昨年末にリリースされた『ジーニアス英和大辞典』(G大)も、どうやら最新らしいことが分かりました。www.monokakido.jp こち…
昨日書いた『研究社新和英大辞典 第5版』の話、さっそく関山先生から情報をいただきましたので、追記しておきます。
昨年の12/18に書いたように、baldhatter.hatenablog.com 昨年末には物書堂アプリの新タイトルが相次いで発売されました。そのうちの目玉のひとつが、今回のタイトルにもある『研究社新和英大辞典 第5版』です。www.monokakido.jp 私も先ほどダウンロードし、…
物書堂の辞書ラインアップが、これ以上ないというくらい充実してきた。現時点でも、ひとつの辞書プラットフォームとしての充実ぶりは、他社サービスを圧倒的にリードしており、翻訳者として辞書環境を考えるときにも、最有力候補と言えるだろう。 まず、つい…
辞書の序文(前書き、はしがき……)と凡例といえば、紙の辞書なら必ず巻頭にあって、まさに辞書の顔とも言うべき存在でした。それが、電子化されてからはすっかり目立たない存在に、それどころか場合によっては存在すら消されてしまうような扱いになっていま…
日本語のコロケーション辞典といえば、同業者の間では『てにをは辞典』がおなじみです。ご存じのとおり、書籍のみの貴重な存在。 てにをは辞典 三省堂 Amazon 電子的に使えるコロケーション辞典となると本当にレアで、私の知る限りでは、LogoVistaの『研究社…
先ほどの記事、 baldhatter.hatenablog.com これ、実は大前提がちょっと疑問だったりする。 こういう方針を立てられたのは、それぞれの辞書の特長と翻訳者にとっての有用度を、私がたまたま、おおむね把握できているからだ。もし、辞書についてもっと何も知…